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#18 自分が好きだと思うタイプの人 「書く習慣」 1ヶ月チャレンジ "直感に反するものが見える人の話”

好きだと思うタイプの人は、「冷静、落ち着きのある」人。
英語のCalm(カーム)に近いです。

英語だとCalm

Calmは、カームと読みます。

意味は、冷静、落ち着きがある、静かなです。
発言しない、冷たいという意味ではありません。

精神面をさす言葉で、心がバタバタと動かされていない人、
落ち着いた発言ができる人、思考が冷静である、というイメージです。

思考が落ち着いていると思った本

『21世紀の啓蒙 理性、科学、ヒューマニズム、進歩』(原題:Enlightenment Now: The Case for Reason, Science, Humanism, and Progress)を読んでいます。

著者は、ハーバード大学の心理学教授のスティーブン・ピンカー氏。
ビル・ゲイツ氏が2018年に私の最も好きな書籍にあげたのがこの本です。

彼は、データを使い人類の進歩が向上していることを主張します。(例、識字率の向上、IQの上昇など)

冷静にそう言われると、”世界は問題が山積みだ”と脅威を感じていた脳が、一旦落ち着きました。

人類はこれからも良い方向に向かう

また、彼は、

目の前の問題は確かにおおごとなんだけど、今までの流れから見れば人類は良くなっていて、これからも良くなるよ

と、これからも進歩を続けることを否定していません。

楽観すぎるのではないか?

この本が出た2018年以降、Enlightenment Warという論争が起こりました。

「人類は進歩しており、世界は良い方向に向かっている」という主張への反論です。

課題は山積みだ。データを都合よく収集している。
啓蒙主義をはき違えている。等などの批判がでました。

直感に反するものも見る

1年後、ピンカー氏は批判に対する文章を出しました。

“Progress” is an alien, exotic, counterintuitive concept.
「進歩」とは、異質で、直感に反するコンセプトである。

Enlightenment Wars: Some Reflections on 'Enlightenment Now,' One Year Later
Steven Pinker

この一文にハッとしました。
直感に反するモノは、自分達は受け入れがたく思うものなのです。

Calmな視点を持つこと

「進歩」というとユートピアを思い浮かべます。
きっと、洗濯機やテレビが出てきた高度成長期に描かれたイメージなのでしょう。

もし「進歩」が直感に反するコンセプトならば、何なのか?

Calmな視点は、この自身のイメージの中の定義にも焦点を当てることができます。


参考文献:
Enlightenment Wars: Some Reflections on 'Enlightenment Now,' One Year Later

Photo by Alex on Unsplash



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