レッドオーシャンと化したVTuber界で伸びるための戦略提案(はじめに)

VTuberやクリエイターを支援する活動がしたいと思っているMagnusです。

はじめに

私がここ数年観測しているVTuberに焦点をあて、伸びるための戦略やブランディングについて書いてみたいと思っています。
伸びるための〇個の方法といったコンテンツや、実際に伸びている方のまとめ記事はたくさんありますが、VTuberというコンテンツを黎明期から見てきた他業種の人間が考える方法というものを書いていきます。
以前も軽く書いた記事があるのですが、今回は本格的に書いていきます。
どの程度のボリュームになるか現時点では想像がついていませんが、読みやすく、わかりやすいことを心掛けて書いていきたいと思います。
ただし、内容としては相応に厳しいものとなります。
趣味として動画投稿や配信をした結果伸びるというのは理想ですが、これほど飽和した環境下ではまず不可能です。
今回はビジネスとして伸ばし、専業としたいケースを想定して考えるため、楽しくやりたいという方には不快な内容が含まれるかもしれませんがご容赦ください。
ただ、好きなことがなければそもそも出来ない職業ですし、誰しも多くの人に見てもらいたいと思っていると思いますので、そのための一助となることが出来れば幸いです。

ターゲットとする登録者数

Vtuberは2021年10月19日時点で1万6000人を突破したと言われており、2022年6月時点では2万人程度いるのではないかと推測されます。

その中で、まずはチャンネル登録者数1万人程度までの道筋を考えることをターゲットとします。
チャンネル登録者1万人がどの程度の位置かというと、VTuber内でおおよそTOP10%に位置するポイントとなります。
ここをターゲットとする理由は、専業で食べていけるかどうかのラインに近いからです。
再生数での収入は常に変動しておりどういったコンテンツを供給するかによっても収入は大幅に変わりますが、1万人まで伸ばすことが出来ればその後も道筋が立つと考えます。
ちなみに、登録者数10万人をターゲットとすると上位2.5%程度となります。
10万、20万と伸ばしたいくためには壁があるとも感じているので、そのあたりにも触れられればと考えています。

VTuberについておさらい

オタク文化としてのニコニコ動画の全盛期が2010年頃までで、そこから徐々にYoutubeというものが認知され始めたと思っています。
当時ボカロを追っていましたが、このCMは非常に印象深かったです。

また、YouTuberという職業が認知されたのが2013~2014年頃です。
「好きなことで生きていく」
このキャッチコピーを見たことがある人は多いでしょう。
このCMは2014年に放映されたもので、スマートフォンやソシャゲの普及と共に一気にビジネスとして成り立つようになっていきました。
その流れの中で、VTuber(バーチャルYouTuber)という単語が誕生したのが2016年12月にデビューしたキズナアイによるものです。
(これ6年も前のことになるんですね、少し驚きました・・・・・・。)
2018年頃に爆発的に認知が広がり、今日に至る大手事務所等の基礎が築かれました。
VTuberはここ1,2年は大きく勢力図が変わっていませんが、2018からコロナ渦となる2020までは様々な動きがありました。興味がある方は調べてみてください、皆様ご存知かもしれませんが。
コロナ渦による自宅での可処分時間が増加したことをきっかけに大きく飛躍した、と言えます。

何故VTuberを選ぶのか

YouTuberではなくVTuberを選ぶ理由は何でしょうか。
VTuberはリアルのアイデンティティに縛られることなく、自由な存在でいられることが特徴とされています。
キャラクターであることでキャッチーではあるものの、黎明期であればいざ知らず、VTuberであることだけで伸びる時代ではありません。
VTuberは初期投資にお金が多くかかりますし、気軽に始めるのであればアバターは必要ありません。
少なくとも自身の中でこの問いに対する答えを持っておきたいです。
・キャラクターのRPがしたい。
・リアルの性別を転換した活動がしたい。
・活動はしたいが顔は出したくない。
・VTuberへの注目度が高い。
・VRやメタバースといった領域に興味がある。
etc……

ちなみにメラビアンの法則というものがあり、視覚情報は第一印象の55%を占めると言われています。
この点から言えば、明確な目的が無くともVTuberであること自体が強みになりえます。
かっこいい・かわいいキャラクターであることで良い第一印象を与えることが出来る、これは大きなメリットです。
もちろんアニメキャラのようなものが嫌いな方もおり提供するコンテンツ次第ではあるものの、基本的には好印象を与えることが出来るでしょう。


つづきです


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