明け方の若者たち

今日(昨日)は『明け方の若者たち』をみた。

本当は『ディアエヴァンハンセン』とか『そしてバトンは渡された』が見たかったのだけど、諸々都合が合わず『明け方の若者たち』に落ち着いた。

予告とあらすじを見た時に、物語が大学4年生からスタートすることを知り、主人公達と同い年であるいま観ることで、共感できることがあるかもしれないと思った。

観た感想は『花束みたいな恋をした』に似ているんだろうなあということと、明大前のエモ売り、きのこ帝国入れておけばいいという感じが少し苦手だったということ。花束〜は観てないけど、巷の評判を聞く感じ、多分似てる。ロケ地も多分近いし。

私は明大前も、下北沢も、きのこ帝国も、キリンジも、マカロニえんぴつも、どれも素敵だなと思うけど、これを映画に入れてしまうことでどこかチープに見えてしまう気がしてしまうのは、わたしだけなのかどうなのか。

でも、そういったことは置いておいて、北村匠海くんと黒島結菜さんの演技は本当に良かった。
「素」を表現するってとても難しいのだと思うけれど、全く嘘臭さがなくて、リアルだった。

劇中のくじら公園、私も大学3年生の時に行ったことがあった。密かに4年間憧れ続けた先輩を含めた3人で。
お酒を買ったのに全然飲まないで、でも、歩いて歩いて楽しかった。少しでも憧れの先輩と一緒にいたくて終電で帰らなかったことなんて数えきれない。何度同じことをしても発展はないのに、何度も何度も同じことを繰り返して、期待して、結局1番好きな人とは付き合えないんだなあと、この4年間で学んだ。

映画を見ながらこんなことを思い出した辺り、結局私もありきたりでチープな学生生活を送っていたのかもしれない。

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