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Webディレクターの7ルール

こんにちは。webデザイナー2年目のcandaです。

webディレクターからwebデザイナーに転身して早一年。
とはいえ、最近までディレクター業務とデザイナー業務を兼業して過ごしていたのですが、ついに稼働のほとんどがデザイン業務となりました。
喜ばしくもあり、ディレクションが少し恋しくもあります。

しばらくディレクションから離れると、少なからず能力や感覚が衰えてしまうだろうな、と思います。
3,4年間培ってきたディレクション経験をそのまま忘れてしまうのも勿体無いので、恥ずかしながらこれまで意識してきたディレクションのマイルールなんかを振り返ってみようかなと思い、noteを書きはじめました。

(「セブンルール」の命名はフジテレビの番組名からお借りしました。テレビをほぼ見ない私の数少ない好きな番組でしたが、最近最終回を迎えてしまい寂しいです。さまざまな人の生き様や心が見える素敵な番組でした。)


【ルール1】 常にゴキゲン

いきなりゆるいルールです。
でもこれが一番ダイジなのかなと思ってます。

ディレクターはコミュニケーションが大事とか、相談しやすい人になろうとかよく聞きますが、そのためにはまず自分の精神が安定している(風に見せる)のがポイントかなと思います。
誰でも一度は経験あると思いますが、日によって機嫌が変わる人に、今日はどうかな…と顔色を伺って話しかけるのってストレスですもんね。。

なので隠せないほど気の落ちている日は休みますし、逆に突然ハイテンションになることもなく、常に一定にゴキゲンでいようと思ってます^^  チャットで使う絵文字の数なんかも、気分によってのバラつきがないようにしてます(笑)

私はものすごい統率力も長年の経験も積んでない中で、新卒の時から最低限これだけは守る、と思ってるルールです。


【ルール2】 素早い反応

割とよく聞く話かもしれませんね。
何か話したいときに、レスポンスの早い相手だとスムーズにコミュニケーションが取れて助かることがよくあります。特にテレワークになってからは相手の状況が見えないので、返事が返ってこないとより不安になりますし、レスポンスの早さの重要度は高まったのかなと思います。

自分もまだまだ経験の浅いディレクターだったなりに、こういう誰でも意識でなんとかなるポイントだけは抑えようと思って行動してました。

もちろん、会議中などすぐに確認できないこともあります。そんな時もできるだけ「会議中なので後ほど確認します!」という旨だけでも伝えるようにしてました。


【ルール3】 文章に残す

基本的に日付のワードが出てきたら速攻でカレンダーを開き、書き込みます。「これくらいなら頭で覚えられる」と思っても人間って(私って?)すぐ忘れてしまう生き物なので…
自分の記憶力に頼らなくても、外部に記録しておくことで物事のやり忘れを防ぐようにしています。

電話など、記録に残らないものもすぐに何かに書き出します。特にクライアントと話した内容は、電話後にすぐ書き出して「こういう話をしましたね」とクライアントに共有して再度認識合わせをします。
電話で言った言ってないがあとから問題になると、証拠がないので困るんですよね…実際にそんな場面で苦労した経験もあるので、電話の内容も必ず文書に残して話の証拠を作り、トラブルを回避してました。


【ルール4】概要から話す

ディレクターってなんだか話がうまいと思われがちですよね。でも私は話が苦手です。友達と楽しくおしゃべりをするのは大好きなのですが、人に物事をわかりやすく説明する、というのがとても苦手です。

昔、ハッとした出来事があります。あるテレビ番組の中で「タイタニックのストーリーを、タイタニックを観てない人にどう説明するかで話がうまいか下手かわかる」という特集がありました。みなさんならどう説明しますか?私が真っ先に浮かんだのは「船が沈む話!」でした。しかしこれが一番NG回答だそうです(笑)
話の上手い人は、まず話の概要から伝える。つまりタイタニックであれば「上流階級の女性と貧困青年のラブストーリー」というのが良い回答だそうです。私のように船が沈む、など自分の印象に残った部分から話すのは相手には伝わってないことが多いそうなのです。

これを聞いてから、私は説明の場面では概要を先に言うよう意識しています。誰かにチャットを送るときも、文頭に「○○の件でご相談です」「雑談なのですが」「お願いしたいことがあり連絡しました」など、本題に入る前にどんなアクションが欲しい話なのかを先に伝えるようにしています。
こんな小さなこだわりの積み重ねが円滑なコミュニケーションにつながるのかなと思っています。


【ルール5】 判断の1つひとつに理由をつける

この判断というのが私はディレクター業務の中で一番苦手なことでした。特に1,2年目は何が正しいのかも分からず、自分より知見の多い方が周りにたくさんいる中、自分の決断で案件を動かしていいものなのかプレッシャーを感じ、しんどいことも多かったです。(本当に大事なことは先輩や上司に相談しますが)

ディレクターの仕事って、大事な決断をするときももちろんありますが、どちらでもいいことを判断しなければいけない場面もすごく多いなと感じます。軽微な先方のミスをこちらで直すか先方に伝えるか、とか。そんな場面では、どちらでも問題ないなりになるべく善い方向に進むよう、理由付けをして行動するようにしました。「気を効かせてこちらで修正してもいいけど、これから同じミスをしてほしくないから先方自身で修正してもらおう」のようなイメージです。小さなことから判断の練習をして、その判断が成功か失敗か後から振り返りました。

そんな感じで少しずつ判断の練習をして、なんとなく間違った選択をせず案件が回るようになったのが3年目だったかなと思います。自分である程度適切な判断ができるようになると、少しずづディレクションの苦しみが楽になりました。


【ルール6】 他責にしない

割とネガティブなので元から自責思考です。でもこれは使い方によっては悪い性格ではないなと思っています。他人が悪いと思い込むと、他人は自分じゃコントロールできないのでどうにもならないですが、自分に責任があると思えば改善ができるからです。

時に人とのコミュニケーションがうまくいかず案件に支障が出てしまうこともあります。例えば「期限内に素材をいただけなかったので、デザインが遅れて公開が伸びてしまった」のような状況です。でも素材が来なかったのは先方のせいだからしょうがない、では解決しないし怒りも人に向いたままです。「自分のリマインドが足りなかったかな」「素材が数日遅れてもリカバリーできるスケジュールを組んでおけばよかった」など、自分に反省を向けると、次にも生かせるし心も沈まります。

やりすぎは心に良くないのでおすすめしませんが、自責思考の方が結果的に自分を楽にできるんじゃないかと思っています。反省して次の行動に生かすことができれば、自分の成長にもつながるのかなと思います。


【ルール7】 いつまでも素直に謙虚で

ディレクション業務に慣れてきても、いつまでも謙虚でいたいなと思います。慣れたからといって気を抜くとちょっと失敗が出てきます。前準備せず会議に挑んだら聞きたかったことを聞き損ねたとか…(実体験)

だんだん年次が上がってくると「知らないことは恥ずかしい」とも思ってしまいます。でも分からないことを分からないと素直に言えることも大事かなと思います。とある案件で開発周りの話がわからず、自分がシステムを理解できるまで開発メンバーをずっと拘束してしまったことがあります。後日謝ったのですが「理解できるまで突っ込めるのはいいディレクターだよ」と言ってもらいました。一度しっかり理解できるとその後のトラブルも減りますし、適当な理解で案件を進めなくてよかったです。

結局人間的にいい人がディレクター的にいい人なんじゃないかとも思います。謙虚さ、素直さあたりは何年目になっても損なわないようにしたいなと思います。


最後に

いかがでしたでしょうか。ディレクター目線で書いたつもりでしたが、意外とどの職種になっても応用できることも多いかなと思いました。

デザイナーとしてはまだ語れるほどのマイルールがないので、これから新たに見つけていければと思います。その時はまたnoteでお披露目しますね。

それではまた^^






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