保育塾ベーシック(第30回)1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容より「健康」について、具体的にどんな姿を記録すればよいか、内容を簡単に表す

この記事は、「保育塾」が配信しているメルマガ「保育塾ベーシック」を、サークルメンバーがまとめて読めるようにしたものです。必要なところは加筆・修正してありますので、メルマガで配信しているものとは多少の違いがあります。サークルメンバーではない人も、途中までは試し読みができます。


それでは、保育塾ベーシックの第30回目を開始しましょう。

保育塾ベーシックの第29回目では、

乳児保育に関わるねらい及び内容より、 精神的発達に関する視点「身近なものと関わり感性が育つ」について、内容を簡単に表してみました。

保育所保育指針の文は難しいので、記録をするときに、何について書けばよいか分からなくなってしまいます。そこで、「指針に書いてある内容を簡単に表す」ということをしています。ねらいも大事なんですが、具体的な姿が見えてこないので、内容を一言で表しています。

ただし、本当に一言で表すことができるのであれば、最初から保育所保育指針にも、解説にも、一言で表してあるはずです。

保育塾ベーシックでは、分かりやすさを優先して、強引に一言で表しています。ですので、これが正解だというわけではありません。覚えやすいように、j自分の言葉に直してくださいね。


では第29回の課題です。

1歳以上3歳未満児の保育に関わるねらい及び内容より「健康」について、具体的にどんな姿を記録すればよいか、内容から考えてみましょう。

保育指針に書いてあることは次の通りです。

ア 健康
健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養う。
(ア) ねらい
① 明るく伸び伸びと生活し、自分から体を動かすことを楽しむ。
② 自分の体を十分に動かし、様々な動きをしようとする。
③ 健康、安全な生活に必要な習慣に気付き、自分でしてみようとする気持ちが育つ。
(イ) 内容
① 保育士等の愛情豊かな受容の下で、安定感をもって生活をする。
② 食事や午睡、遊びと休息など、保育所における生活のリズムが形成される。
③ 走る、跳ぶ、登る、押す、引っ張るなど全身を使う遊びを楽しむ。
④ 様々な食品や調理形態に慣れ、ゆったりとした雰囲気の中で食事や間食を楽しむ。
⑤ 身の回りを清潔に保つ心地よさを感じ、その習慣が少しずつ身に付く。
⑥ 保育士等の助けを借りながら、衣類の着脱を自分でしようとする。
⑦ 便器での排泄に慣れ、自分で排泄ができるようになる。

引用:保育所保育指針

ねらいの方がむしろ具体的な気もしますが・・・

ねらいから分かる、記録したい姿は
①自分から身体を動かす姿
②様々な動きをしようとする姿
③基本的な生活習慣に関わることを、自分でしようとする姿

今回、これで終わりでもいいくらいですね。ですが、内容について考えると、とても大事なことが分かるので、続けて内容についても考えていきます。

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