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オーストラリアの最低賃金引上げ-時給2,054円に

7月から時給23.23豪ドル(2,054円*)に!

オーストラリアの労使裁定機関フェアワーク委員会(FWC)は、全国最低賃金(NMW)を7月1日から8.6%引き上げると発表がありました。時給は現在の21.38 豪ドル(1,976 円)から23.23 豪ドル(2,054円)に引き上げられることになります。一方、労使裁定(アワード)で定める賃金の引き上げ率は5.75%に留まりました。

*2023年5月6日Googleでの円貨換算

https://www.fairwork.gov.au/pay-and-wages/minimum-wages

FWCは毎年最低賃金の見直しを行っています。最低賃金で働く労働者数は18 万人で、アワードが適用される労働者数は240 万人。アワードの引き上げ率は全国最低賃金と比べると低いものの、過去数十年では最大となりました。労働市場全体では、約5分の1の労働者が今回の引き上げの恩恵を受けることになるそうです。

家賃や食料品などの物価上昇率を考えるとまだ足りないという声もありますが、中小企業のコストは126 億豪ドルに上ると予測されているほか、オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は6日の政策金融会合での利上げ観測が高まっています。


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