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かわいい子は知っている、相手が笑顔になる断り方

私は、メールで何か問われてもすぐに返信せずに、一旦寝かせて、熟成させることが多々あります。どう返信するのがベストなのか、いろいろ考えるわけです。で、結局、寝かせすぎて塩漬けになり、返信を忘れるパターンがけっこうあるんですけど。
以前もどこかに書いたかもしれませんが、私は飲み会とかに誘われたとき、「行けたら行く」とあいまいな返事をし、当日に本当に行ってしまい、幹事に唖然とされたことがあります。「来ないと思ったから、オマエの分の予約してないぞ……」と。
要は、「食い気味に返事したらカッコ悪いかな」とか「断る理由考えるのもめんどくせーな」とか、あれこれ考えてしまい、決めるのも断るのもめんどくさく、いよいよ追い詰められたときに衝動的にエイヤっと判断してしまうわけです。
それでもやはり、断るというのは最後の手段になってしまうのですが、感じ悪いかなあ……というのが悩みのタネですよね。
そこでご紹介したいのが、菊地麻衣子『誰からも好かれるさりげない気遣い』で以下に記されている内容です。「断っても、なおかわいい」とは何でしょうか? 私のような腹の出たオッサンにはハードルが高いかもしれませんが……。


やんわりではなく、キッパリ、そしてかわいく断る

☞誘いを断られた人が笑顔になるように

 キャンプ、山登り、クラシック音楽コンサート、歌舞伎など、たくさんの仲間と楽しむ趣味がある中で、どんな誘いだったらうれしいですか?
 私の場合は、上記はすべてうれしいですが、興味のないミュージシャンのライブは、どちらかというと行きたくないです。ファンが大勢いる中で取り残されたような2時間になってしまう経験をしたせいでしょうか。
 自分の貴重な時間とお金を使って参加するのであれば、興味のないものにイヤイヤ行くのはもったいないですよね。
 せっかく誘ってくれた友人、知人たちからの誘いを無下にはしたくないという思いから、我慢して行く人もいるかもしれません。あるいは、「ごめん、その日は予定があって」なんてやさしい嘘をついて断る人もいるでしょう。
 私は釣りが好きなのですが、以前釣り仲間で盛り上がり、次回はもう少し多くの人に声をかけようということになりました。
 多くの友人たちは、「ありがとう! せっかくのお誘いなんだけど、その日は予定があるから無理なんだ。また誘って!」と、感じのよい返信をくれました。それであればと、日程を変更して誘うとまた同じような返答。そのときに、「もしかしたら釣り自体興味がないのかもしれない」ということにようやく気づいたのです。
 しかし、その中に1人だけ最初から「ありがとう! 残念ながら私は船全般NGです。酔っちゃうのよ! 食べる係ならいつでもするからね! 笑」と、とてもコミカルにかわいいお断りをしてくれた友人がいました。
 それ以来、その子を釣りへは誘いませんでしたが、断られてもまったく嫌な気持ちはしませんでした。

断る理由を本音で示すのが、誘う側への気遣い

 自分が何度誘われても断るだろうなというジャンルのお誘いは、最初からその意思を表明しておくほうが、誘う側への気遣いです。
 たとえば、山登りに興味がなければ「虫が苦手だから、海なら行くよ」、クラシック音楽に興味がなければ「恥ずかしいけど眠くなっちゃうの」など、自分の苦手を笑いに変えて断ってみましょう。
 誘っている側も、そういった理由であれば嫌な気持ちはしないはずです。
 いつも幹事をしている人や、さまざまなお誘いをする立場になってみないと、その大変さはわかりません。
 いつもやんわりと濁して断ることが正解ではなく、時にはハッキリと「そのジャンルは誘わないで」と明示することも大人の気遣いです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(編集部 いし黒)


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