ライブ配信でモノやサービスを売る時代
フォレスト出版の寺崎です。
「今の時代、人はネタバレしたものにしかお金を払わない」
これって、誰の言葉かご存じでしょうか。
正解はキンコン西野さんです。
そんな時代のモノの売り方をまとめた書籍として『プロセスエコノミー』という新刊が売れているようです。
「ネタばれしたもの」とは、つまりビジネス書でいえば、どんな内容が書かれているかだいたいわかっているようなケースです。
制作過程を全公開して、その「プロセス」から売っていく。そんなことをこの本では語っているのではないでしょうか(まだ読んでいないので想像です)。
これって、いろんな場面に見え隠れする現象だと感じます。この現象は、うがった見方をすれば「ハズレを引きたくない」という心理の現れなのかもしれないとも思います。
これだけ似たようなモノやサービスが溢れると、「できるだけハズレを避けて、当たりを引きたい」と思うのが心情。
こんな時代背景をバックグラウンドにいま、アツいのが「ライブ配信」です。
ライブ配信で数千万円のマンションを売る猛者も
「ライブ配信」というと、投げ銭が飛び交うアイドルのライブ配信とか、中国で急成長中のライブコマースを想像する人が多いかと思いますが、ここでいうライブ配信とは「ビジネスライブ配信」のことです。
いま国内でトップビジネスライバーとして頭角を現しているのが、赤城良典さん。
Faceboookの動画がnoteに埋め込むことができないっぽいので、Facebookアカウントをお持ちの方はぜひ「赤城夫婦」と検索して、見てみてください!
赤城さんは昨年からライブ配信を始めたのですが、いまではなんと1回のライブ配信で180万リーチという数字を叩き出すまでになりました。そして、有料のライブ配信スクールでのサブスクビジネスで大成功を収めます。
そんな赤城さんのもとに、緊急事態宣言で収入ゼロになった対面販売の職業の方々が「ライブ配信でモノやサービスを売る方法を教えてくれ!」と殺到。
そして・・・ライブ配信長者が続々と生まれます。
◎コロナ禍で商品が即完売のメイク講師
これまでずっと対面でのメイク指導をしていたFさんは、コロナ禍で収入がゼロになってしまいました。そこで私赤城さんのもとに相談に来て、ライブ配信をスタート。
メイクの裏技を全部しゃべる内容がバカ受け。その結果、1本8000円のオリジナルブランドの下地メイク用化粧品100本が15分で完売。追加受注した3000本分の事前予約も5分で売り切れてしまいました。
さらには1回5万円のメイクレッスンコースも満員御礼。コミュニティの意見を取り入れて開発した商品は200 セット完売と絶好調。
◎3ヶ月待ちの超人気料理教室に
料理研究家のUさんは北海道で料理教室を開いていましたが、やはりコロナで教室を開くことができなくなり、ランチを作って食べながら雑談するスタイルのライブ配信を開始。並行してZoomによるオンライン料理教室を開催したところ、3ヶ月待ちの人気教室になりました。
これまでリアルでは地元北海道の近場の人しか参加できませんでしたが、オンラインの今は東京など首都圏、そして海外からの参加者も増え、大盛況です。
◎とうとうライブ配信で不動産を売る人まで出現
山形の不動産業会社の社長・Iさんなのですが、ライブ配信のスタイルがユニークです。実際の物件にイケノさんが出向き、ライブ配信しながら物件の隅々までレポートするのです。この〈嘘のつけない〉ライブ配信が功を奏し、なんと3000万円もの物件を内見なしで購入した人がとうとう現れたそうです。
現在、全国の不動産屋の社長さんからイケノさんのライブ配信の出演オファーが殺到しており、出演料30 万円で応じているそうです。
「いったい、どういうことなの!?」
ですよね。
じつは9月に赤城さんのメソッドを全公開した新刊『ビジネスライブ配信のはじめ方』を発売することとなり、いままさに編集作業中なのです。
書籍では上に紹介したライブ配信長者の方々の実名とFacebookアドレスも公開しています。
ビジネスライブ配信がすごいのは、集客、ブランディング、コミュニティづくり、そして最後にマネタイズと、こういう一連の流れがゼロ円でつくれてしまうところです。
赤城良典
『ビジネスライブ配信のはじめ方』
第 1 章 いま、なぜライブ配信がアツいのか?
第 2 章 ライブ配信は夢を実現するツールである
第 3 章 ライブ配信でブランディングする
第 4 章 ライブ配信でコミュニティをつくる
第 5 章 ライブ配信で集客する
第 6 章 ライブ配信でマネタイズする
第 7 章 ライブ配信で得られる圧倒的自由な生活
取材を進める中で、飛び出す話がほんとワクワクし通しで、このワクワクを読者にみなさんに伝えるべく、いままさに佳境に入っております。
で、思ったのが、ライブ配信がまさに「プロセスエコノミー」そのものなのです。というわけで、『ビジネスライブ配信のはじめ方』の制作プロセスも少しずつ公開していこうと思っています。
ご期待ください。
※書影その他がまだ間に合っておりません!↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?