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「本づくり」と「企画づくり」の舞台裏

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フォレスト出版の編集者が、どのように企画を立て、どのように本づくりをしているのかをリアルに語ります。
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#出版業界

100年後の出版業界を勝手に想像してみた。

あけましておめでとうございます。 フォレスト出版編集部の森上です。 2020年11月16日に配信スタートした音声メディアVoicy「フォレスト出版チャンネル|知恵を植えるラジオ」(毎回10~20分程度。土日を除く平日毎朝配信中です)。 同チャンネルの年始配信回用として、弊社代表・太田にゲスト出演してもらい、昨年末に収録を行ないました(配信日は、2021年1月5日、6日)。 太田にオファーしたテーマは、年始ということもあり、「弊社代表が語る、2021年の出版業界」です。

編集者が「本を売る」ためにやっていること

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 書籍編集者の基本的な仕事は、企画を立てて、本をつくることです。ただ、出版社によって異なりますが、担当編集者が校了後、もしくは本づくり(編集業務)と並行して、本を売るために準備していること、やっていることがあります。 出版業界における最近の新しい取り組みとして、著者がクラウドファンディングを立ち上げて(編集者が裏で協力しながら)、事前に見込み読者を集めるといった活動を見聞きしたことがある方もいるでしょう。弊社ではまだやったこと

【企画会議 #4】書籍企画の立て方(後編)

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 前回に引き続き、「書籍企画を立案するときに、編集者が意識しているポイント」について、全15項目のうち残り11項目をそれぞれ解説します。

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【企画会議 #3】書籍企画の立て方(前編)

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 この場を借りて書かせていただいている個人連載【企画会議】も3回目となりました。 1回目は弊社の「企画会議の進め方」について、2回目では弊社の「企画書フォーマット」について書きました。いずれも、多少の個人的な見解を交えつつも、弊社オフィシャル感の強いものでしたが、今回のテーマ「企画の立て方」は、あくまで「個人的な経験から見いだした見解や方法である」という前提で読み進めていただけましたら幸いです。 というのも、企画の立て方や発

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【企画会議 #2】弊社の企画書フォーマットを公開します。

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 前回の記事では、弊社の「企画会議」について書きました。 今回は、企画会議に各編集者が持ち寄る企画書では「どんな情報が求められるのか?」。いわゆる「企画書フォーマット」についてお伝えしたいと思います。 当然ながら、企画書フォーマットは、出版社によって異なります。 ここでお伝えするのは、弊社の会議で検討する際、企画書に求められる必要最低限の要素項目であると思ってお読みいただければ幸いです。 ※2020年5月時点の弊社の企画書

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【企画会議 #1】出版企画はどうやって決まるのか?

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 言うまでもありませんが、商業出版において、本という商品をつくるために「企画づくり」はファーストステップになります。 各出版社によってやり方は違いますが、フォレスト出版では、どのように企画を立てて、どのように企画書をつくって、どのように企画を決めているのかを、複数回にわたってご紹介できればと思います。この記事タイトルにある【企画会議 #1】が目印です(次回は【企画会議 #2】となります)。 出版業界に興味をお持ちの方は覗き見

フォレスト出版って、どんな会社?

はじめまして。 フォレスト出版編集部 編集長の森上功太(もりうえ・こうた)と申します。 大学卒業後、書籍編集に携わって以来、旅行ガイドブックにはじまり、アウトドア、専門書、健康実用、歴史、ノンフィクション、エッセイ、写真集、スピリチュアル、ビジネス、自己啓発、人文・心理など、いわゆる文芸ジャンル(小説)以外の書籍を企画、編集してきて、早20年以上になります。 フォレスト出版には2011年10月に他の出版社から移籍してきました。 私の苗字にある「森」(フォレスト)が社名