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「本づくり」と「企画づくり」の舞台裏

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フォレスト出版の編集者が、どのように企画を立て、どのように本づくりをしているのかをリアルに語ります。
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2020年7月の記事一覧

【note限定】伝説の連載が1回限りの復活、幻の原稿を全文公開します。

こんにちは。 フォレスト出版編集部の森上です。 先週日曜のnoteで、個人的にハマった雑誌連載に初めて出会ってから4年の歳月を経て、その連載著者の書籍企画を実現した話について触れました。 ダイジェスト的にざっとまとめます。 私がハマった雑誌連載の1つとは、月刊誌「サイゾー」2008年12月号からスタートした松尾知枝さん(当時:水谷舞さん)の連載「合コン四季報」。元JALのCAで「合コンアナリスト」の松尾さんが一流企業の男性陣たちとリアルに合コンを実施して、合コン中の男性

【本づくりの舞台裏】カバーが最終着地するまで

フォレスト出版の寺崎です。 読者の関心を惹いて、手に取らせて、書籍のメッセージを瞬時に伝えるために「カバーデザイン」が大事であることは、本連載で何度かお伝えしてきました。 今日はカバーデザインが、最初のラフからどんな変遷を経て読者のみなさんに届けられるのか、ロングセラー定番書『お金は寝かせて増やしなさい』(水瀬ケンイチ・著)を事例にお話ししてみようと思います。 カバーデザインのコンセプトを固める 『お金は寝かせて増やしなさい』の著者・水瀬ケンイチさんは、インデックス投資

【本づくりの舞台裏】リメイクと帯替え

フォレスト出版の寺崎です。 「この本、せっかくいい内容なのに、出すタイミングが不運だったな…」 「めちゃくちゃ面白いのに、タイトルが残念だわ…」 「このカバーデザインじゃ、狙った読者に届かないよ!」 こういうことがよくあります。書籍編集アルアルですね。はい。自分が担当した本でも「あとあと気づいたけど、よくよく考えたら、これダメじゃん」って失敗は死屍累々。他社が手掛けた本だと、余計に気づいたりします。他人事なので。 本を作ってる最中は対象にどっぷり浸かってしまいがちで、つ