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温室効果ガスとはCO2のことですか

こんにちは。
一般社団法人フォレストック協会事務局の川西です。

環境関連のニュースでよく目にする「温室効果ガス」ということば。

「温室効果ガス」と「CO2」って何が違うの?
など、疑問に思ったことはありませんか?

今回は「温室効果ガス」について書いてみたいと思います!

温室効果ガス


タイトルにある「温室効果ガスはCO2のことですか」の答えですが、
温室効果ガスとCO2は同義ではありません。CO2は温室効果ガスの一部です。

温室効果ガスとは、
地表から放射された熱(赤外線)を吸収する性質を持つガスのことです。

英語ではGreenhouse Gasといい、「GHG」と表記されることも多いです。

温室効果ガスにはさまざまなものがありますが、
主なものとしては、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化窒素(N2O)、フロンガス、などです。

大気中の温室効果ガスが増えると、温室効果が強くなり、より地表付近の気温が上がり、地球温暖化につながります。

日本の温室効果ガス排出量の約9割が二酸化炭素です

排出量はすべてCO2換算される


温室効果ガスの排出量を算定する際は、二酸化炭素以外もすべてCO2換算として算出されます。

「CO2換算」とは、地球温暖化係数(GWP/Global Warming Potential)と呼ばれる、ある一定期間にそれぞれの温室効果ガスがおよぼす地球温暖化の影響について、CO2の影響を1としたときの係数を用いて計算した数値です。

温室効果の大きさは気体によって異なります。
例えばメタンは二酸化炭素の25倍、一酸化二窒素は298倍の温室効果があります。

つまり、メタンの地球温暖化係数は25、一酸化窒素は298です。

1tのメタンが排出された場合、1t × 25 = 25t-CO2となり、
二酸化炭素換算で25tの温室効果ガスが排出された、ということになります。

異なる種類の温室効果ガスも、すべて「t-CO2」に単位を統一することで、排出量の報告や比較が容易になり、管理もしやすくなります。

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以上、温室効果ガスの解説でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!


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