いざ、お隣の国 韓国へ | Part2
前回の記事はこちら📝
友達、 やらかす
美味しいコーヒーでホッと一息ついていると、
別の便で現地にくる友達からLINEの連絡が来た。
「ごめん!搭乗時間に間に合わなくて飛行機に乗れなくなっちゃった、韓国へ行けない汗、どうしよう!」
飲んでるコーヒーを吹き出すかと思った。
は?
え?何て?・・・どう言うこと・・・?
どうやらターミナルを間違えて迷ってしまい、結局チェックインに間に合わなかったらしい。
予定の便に乗れなくなったようだ。
その子は一人で海外へ行くのが初めてなので、当初は心配だから行きは一緒にいこうか?と言ったのだけど、色々経験してみたいからと別々で行くことになっていた。
その友達とは高校からの付き合い。
お互いの良いところも悪いところを認め合ってる私の大切な友達。
そんな彼女はタイプ的に行き当たりばったり系の子なので、何とかなる精神で今回の旅行も考えていた様子。
モバイルバッテリーも持たず、SIMカード・E-SIMも知らず、アナログ第一主義、現金主義のちょっと変わった子。
(旅の知識も自分で何とかするようなことを言っていたのでノータッチだった。後悔)
そういうところを知っていたのもあって、本当に心配だった。
でも実をいうとちょっと想像はしていた・・・。(内緒)
でもまさか本当にやらかすとは・・・。
予定の便に乗れないので次の便をギリギリその場で現金払いしたらしく、最悪の状況は免れたようだ。(かなり高かった模様)
どれだけ現金持ってたんだ・・・
なんとか韓国には来られるらしいので、ホッとした。
多分彼女のことだから、あまり詳しく調べず空港にきたと思うのだけど、さすがに反省したんじゃないだろうか。
海外に行くというのは国内旅行するのとは訳が違い、人に助けてもらうのが当たり前、行き当たりばったりでどうにかなるなど、そんなにあまいものではないのだ。(それができるのは語学堪能かサバイバル術を身に付けている人限定)
海を飛び越えたら日本の常識・仕組み・法律さえ全て無効になるということを心に置いておかないと。
おおげさだろうと思われるかもしれないけど、取り返しがつかないことやトラブルに巻き込まれたら旅どころじゃなくなってしまうから。
そうならないために、荷物は「軽く」が一番!心は「重装」に!
私も改めて気を引き締めねば、と思ったのである。
夕方に仁川空港に到着らしいので、それまでのんびり過ごそう。
お土産の「信玄餅」がバカウケする
小腹もなんとか満たせたので、ホテルに向かうことにした。
宿は明洞駅から割と近いところだったので5分くらい歩いた。
今回の滞在時にお世話になるのは
“Happy Garden Guesthouse(ハッピーガーデンゲストハウス)”
3泊でだいたい8,000円くらい。
入り口はちょっと分かりづらかった。
住宅地の中にある小さな可愛いハウスだ。
ピンクと水色でなんともカラフルである。
ゲストハウスだからキッチンやトイレ、シャワーは共有でプライベート空間はないけれど、明洞駅から近いし安いし、費用を抑えたいバックパッカーやひとり旅の旅行者にはありがたいかぎりだ。
アジア人は私くらいで白人の人達が多い様子。
勿論ルームメイトもヨーロッパ系でパリピ寄りの人だった。
ハッピーデスデイの主人公にそっくり。
宿のオーナーはご夫婦2人。
あたたかくお出迎えしてくれた。
短い間だけどお世話になりま〜す。
色々説明を受けた後に海外旅行恒例の日本から持ってきたお土産を渡した。
今回選んだお土産は桔梗屋の”信玄餅”。
自分は長野県民だけど、長野の人はこの信玄餅と静岡の鰻パイが大好き。
お隣さんだし目にする機会が多いから。
ヨーロッパの時はアルフォートやハイチュウをお土産にしたけど、韓国へは信玄餅を選んだ。
お餅やきな粉の食文化は共通だけど、わらび餅や黒蜜は無いだろうし(多分)なんせ私が好きな和菓子だから笑。
という理由で今回持ってきた。
オーナーさん大喜びで感激してくれた。
それを見てこっちもハッピーな気持ちになる。
後日お菓子の感想をメッセージで送ってくれた。
夫婦2人は信玄餅を見たことがないお菓子だったらしく(当たり前か笑)、興味本位で食べてみたら凄く美味しくてビックリしたって言ってた。
興奮気味で美味しすぎて今まで食べたお菓子の中で一番!とまで熱いメッセージをくれた。
リップサービスでも嬉しいな。
スーツケースの中に慎重に詰めて持ってくのが大変だっけど良かったな〜。
本当は信玄餅の他に地元の和菓子屋の酒粕まんじゅうとか鰻パイも考えたんだけど、包装の見た目も含めて日本らしさを感じてほしかったから信玄餅にした。
(ピックアップしたもの皆んな曲者)
ちなみに酒粕まんじゅうは地元松本にある老舗和菓子店 ”藤むら” というお店のものが大変美味しくておすすめ。
地酒がふんわり香るふわふわの白い生地に、優しくて上品なこしあんがとても良く合う!
松本にいらしたら是非御賞味くださいね。
価格:970円/10個入(税抜、送料別)
友達の到着はまだそうなので、時間になるまで部屋で仮眠をとることにした。
移動で疲れたよォ・・・
明洞の街歩き
30分くらい寝たら元気でた。
まだ明るいし友達が到着するまでしばらくかかりそうなんで明洞を散歩することに。
ホテル出てすぐの住宅の壁にセンスが光るアートを発見。
この壁画すごい好き。
午後の強い西陽が差す建物を背景にタバコを吸うおじさん。
逆だけどSOULの文字アート。
路上パフォーマンスしている人とそれを楽しむ街の人。
街歩きしながらストリート写真を撮っている時が一番リアルな街の様子や暮らしを垣間見ることができる。
旅行中はGoogle mapで目的の場所までスマホを見ながら歩いたり、スーツケースを引いていたりと案外ゆっくり街の様子を見れないもの。
人の流れを無視して こうしてふと立ち止まると、何気ないものからいろんなことを知ることができる。
写真はそれを教えてくれる。
韓国人の子が歓迎会をしてくれた
街歩きをしながらストリート写真を撮っていると、スマホに知らない人からメッセージがきた。
どうやら友達が空港へ着いたみたい。
着いたはいいんだけど、案の定インターネットが使えないので飛行機で隣だった日本人の人が友達の代わりに私に連絡をくれたのである。
その日本人の方に面倒みてもらってるらしく、なんとか明洞駅までこれるよう手伝ってくれるみたい。
大変申し訳ない。
ありがとうございます、そしてすみません。
こうしてなんとか友達と明洞駅近くのマクドナルドで合流できた。(フリーwifiがあるから)
さすがに注意が必要と思ったので言おうと思ったけど、いつも元気いっぱいの彼女が今回に限っては今にも泣きだしそうなほど憔悴しきっていた。
そんな様子を見たら言いたかったことが吹っ飛んだ。
それよりも、何より無事でよかった。
とにかく今はごはんを食べよう。
そしたら疲れも忘れるはず。
どうやらすでに韓国人の子達が飲食店で私達2人を待ってくれてるみたい。
心配して1人の子が明洞駅にきてくれて、お店まで道案内してくれた。
お店は ” 王妃家 ” という焼肉店。
2人ともまともにご飯を食べてないのでお腹ぺこぺこだ。
焼肉とか韓国の料理をどんどん注文してくれて、テーブルにはたくさんの料理が並ぶ。
観光客視点ではなく、現地の人の感覚で注文してくれたのがありがたく、色々ご馳走が運ばれてきた。
さっそくガッツく私達笑。
私は韓国人の子達とは初対面。
名前はユンジョンちゃんとミンジちゃん。
可愛くて優しい子達だった。
初対面の私まで温かく迎え入れてくれてありがたい。
2人は私の友達と昔から繋がりがあるようで、何度か日本に旅行に来ては会っている仲らしい。
実はこの2人、とんでもなく頭が良いらしく、韓国の三代有名大学の主席をとって日本に留学に来るほど。
勿論日本語はペラペラ。
他にも英語と中国語も完璧に話せるみたい。
あと育ちもかなり良い(相当なお金持ち)と友達から話を聞いていた。
庶民とはちょっとお金の感覚が違うらしい・・・笑。
その話を聞いていたので身構えていたんだけど、実際会ったらとても優しくて気さくな子達だった。
いろいろおしゃべりして気づいたこと、教わったことがいくつかある。
◉食べ方のマナーについて
韓国の食べ方のマナーを少しだけ教わった。
どうやら韓国は器を持って食べないことがマナーみたい。
ではいかにして食べるのか。
”口を器に近づけて食べる” らしい。
こぼれないように下に手を添えることもしないようだ。
(むずくない?)
◉スマホの充電はサービス!
これは韓国のどの料理店でも同じなんだって。
お願いすれば充電してくれる。
ちょっとセキュリティー面では怖い気もするけど・・・
観光客はこういうこと絶対知らないぞ笑。(えへん)
◉韓国と日本の食文化の共通点
焼肉は日本でも食べられるから特に感動はなかったけど、一番美味しかったのは味噌味のスンドゥブ?みたいなスープ。
これにご飯がついてくるのだが、韓国の子達の食べ方を真似てご飯にスープをかけて食べたら美味しかった。
韓国の子達もこのスープ美味しいねって言っていたからオススメの品に間違いなし!
あと味噌味なせいかなんだが懐かしいような気分になった。
どうやら韓国と日本は食文化の共通点がかなり多く、味覚の感覚もよく似ているらしい。
多分これは韓国の人も同じく感じることだと思う。
日本に観光に来て、食べ物が親しみやすくて抵抗は全然ないんじゃないだろうか。
こんなかんじで食事を楽しみながらお互いの国の違いを色々知ることができた。
生活環境や話す言葉が違ってもテーブルを囲んで一緒にご飯を食べる。
これだけで楽しい。
色々政治については国同士で問題はあるけれど
同じ人間だから考えることは一緒。
お互い仲良くいられたらと思う。
遠い親戚よりご近所付き合いを大切にしたいなと感じたのである。
楽しい時間はあっという間で、お別れの時間になってしまった。
お会計・・・と思ったら、せっかく韓国にきてくれたからと全て奢ってくれた。
本当に申し訳ない。
カムサハムニダ!
最後にミンジちゃんがお土産をくれた。
しかも初対面の私にまで!
(信玄餅もっと持ってくれば良かった・・・)
帰って中身を開けてみると、美味しそうな焼き菓子の詰め合わせだった(絶対高級だ・・・)
食べるのが楽しみでゲストハウスの冷蔵庫に入れておいたのだが、置きっぱなしにしたまま忘れて帰国したのであった・・・。(旅行中の唯一の後悔)
解散したのは夜の21時過ぎ。
友人とは宿が別々だったのでここでお別れ。
これから残りの韓国旅行は別行動。
ひとり旅の続きだ。
帰りに何やら怪しいトラックを見つけた。
なんだこりゃ。
ヤバそうな雰囲気を感じた。
多分知らんぷりした方がいいやつだな。
宿に着くや否やシャワーを浴びて速攻ベッドにダイブ。
1日疲れた〜
でも楽しかったな。
明日はちょっと街外れまで行ってみようと思う。
お休みなさい。
ー Part 3 へ続く ー
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