墓参り

星野源の「ステップ」という歌が”墓参り”の歌と知ったのは、初めて聞いてから何年も後のことだ。


基本、歌詞とか深く聞いたことない。

けど、カラオケというか、鼻歌でも、聞いていたJ-POPの曲の歌詞は20年前の曲でも結構歌ってみると思い出せる。


歌詞間違いに厳しい、とカラオケによく一緒に行っていた友人に言われたことがある。


唯一、厳しい一面を見せていたわたし。他に厳しい面はないはず。


カラオケなんてもう全く行かなくなった。


いや、先月、両親が「肺を鍛えるために毎週月曜に行くことにした。」と言い出したもんだから「面白い。ちょっとついて行ってみよう」

と、両親と3人で行ったところだった。


年金をもらいながら、コロナの影響もなさそうな田舎だから楽しそうだった。わたしも久しぶりに歌ってみた。とても疲れた。肺活はわたしにも必要かもしれない。

いや、いや、話はカラオケの話ではない。


墓参りだ。

先日行ってきた。両親と妻と、4人で行ってきた。

豪快な入道雲が、うんざりするほど青空の面積を占めた1日だった。

車で田舎道を走りながら、流れて行く景色の中の空を眺めていると、ふと終戦の時の天気のことを思った。こんな暑い日だったのだろうか。雲の多い日だったんだろうか。蒸し暑くて外にも出たくないような日だったんだろうか。

今よりは暑くないか。温暖化で今の方が暑いんだろな。

その当時の人間ではないから、なんとなく想像しかできない。

今まで戦争、戦前、戦中とか、思いをはせることすらなかった。戦後75年、この歳になって、もうちょっと歴史のことを学んでおこうと思った。

墓参りに行くときって、子どもとかいたら、ご褒美を用意しておいて行った方がいいよね。墓参りのあとは、美味しいご飯を食べたりスイーツを食べるようなイベントにしておけば、子どもたちは墓参りというイベントを楽しいものだと捉えるだろう。わたしはそう捉えていたところがある。

これは大人にも通じる。

4人で墓参りのあとに美味しい蕎麦屋に寄った。11:00前に駐車場に入ってOPEN間際を狙って店に入った。

ご褒美はいつになっても大事。

墓参りという、いつまで続くかわからないイベント。その不確かなイベントのおかげで両親と食事ができたりする。

いつまで続くかわからないものは、なるべく大事にする。

あーん、またまとまらない。。




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