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■「父母のしきりに恋し、雉子(きじ)の声」松尾芭蕉   国鳥・・・

・今春はいつもの春と違っていました。通常は窓を開けるとチェーンソーや草刈り機の音が聞こえ、土をつけたトラクターが町道をぬかるんだ土を付けたままのタイヤで行き来しています。

気温が20℃になってので「藍草」植え替えを始めました。堪能したナガミヒナゲシの種が落ちる前に片付けて草を刈っていました。(帰化植物)

・雉(♀)が卵を温めていたのですね。気配や音を我慢して耐えていたかのように飛び立っていってしまいました。悪いことをしました。

愛媛での言い伝え「山火事があって、鎮火した後にキジがうずくまっていた。キジの羽は真っ黒に焦げてさらに近づくと飛び立った。後に卵が5個残されていた」 親鳥が卵を守る話はよく聞きます。


温めていた親鳥が帰ってくるわけもなく、夕方家の前を慌てて通り過ぎたキジ二羽・・・きっと見に来たのでしょうがその後、しばらく「ケェーン ケェーン」と何度も鳴き続けながら暗くなりました。

絵本になるようです。意外も卵は直に土の上です。カラスは簡単ですが枝や光った素材で木の上に、スズメはフワフワした優しい資材を運んでいます。キジは飛び方も下手で重そうです。ドッコイショ!的です。


・そのような環境のところで簡単な炉を作り周囲の植物で自然素材の糸を染め織機に掛けて布を織っています。仕事です。


浮世離れしています。


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・キジの卵は大きいと鶏ほど小さいとウズラの卵ほどサイズが決まっていません。この度はその中間6個ありました。市場価格は25~30円

プリンを作るとか卵かけご飯とか・・・いろいろな調理の仕方も検索すると出てきますが個人的には野生のものは肉も心配です。

春先は4~6羽を連れて道を横切る親鳥の姿を見かけます。どの世界でもやはり子育ては母親の役目らしく、精一杯周囲を注視して全員を見守っている姿は桃太郎の絵本の世界にもある日本人には身近な鳥のイメージで「国鳥」に選定された理由でしょうか。

最近はジビエ(フランス語)天然の野生鳥・獣を食肉を食する店も聞きます。

この度の自粛で木の葉も輝いて見えます。自然は蘇っています。

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