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実生で育てたユリノキを切ってしまいました。理由は・・・

数年前、直近の公園の駐車場で不思議な実を拾ってきました。その時名前も知らない木でした。

*近くに”モミジバフウ”もあってリースにしようと思っていましたが、ハラハラと落ちてしまったので庭の隅に何気なく捨てていました。

数年たって気が付くと小さな木が数本出ています。忘れていた記憶を辿って”ユリノキ”だと分かりました。実生の木は他に何本か育てました。

小さな芽を見つけるとどんな木になるのか楽しみで持ち帰る癖があります。

気付くと、今まであった木を飲み込みそうに見えました。植木屋さんも切るようすすめます。葉が落ちてから・・・と言っていましたが色々な事をかんがみ先日切ってしまいました。

年輪は4つです。4年間で6m 周囲60㎝ 驚くほど成長の早い木です。

*都内では赤坂迎賓館から四谷の駅に続く並木の大木。また東博の前に大樹になったユリノキがあります。「ユリノキ博物館」と愛称もあります。

チューリップのような花が咲くため(しかし、木が大きくて下から見上げても見えないのが通常)チューリップの木・また葉が半纏(羽織るはんてん)のかたちからハンテンボク・蓮華木(レンゲボク)親しみ深い名前が付けられています。

昨秋は黄色の紅葉が美しくもみじ・ナラの紅葉と一味違って喜んで眺めていました。今年になって切ってしまうなど考えてもなく。

ところが植木屋さんが進める理由がわかりました。直径1m 樹高30mにもなるそうです。葉の面積が広く風に弱いため倒れやすい。

用途 街路樹/公園/洋風庭園 

*木は10年を過ぎると特に成長が早くなります。庭木に植えて大きくなあれ!と眺めていますが丁度良い高さでは止まりません。そのため庭木の場合は植木屋さんの仕事が必要です。きっちりとした植木屋さんの苅込より自然が好いと言っている場合ではない時もありました。

「木を見て森を見ず」は反省や後悔の時使うことが多い。

「森を見て木を見ず、葉を見て木を見ず」も見つけました。

「木を見ず森を見る」森に例えたり木に比喩したり・・・心の中にはケヤキのような大樹が宿っています。

木が二つで林 気が三つで森 では4つになると・・・木の話題は尽きなくあります。

*北アメリカ原産のユリノキ確かに樹形は美しい!広大な土地でのびのび枝・葉を広げる姿を夢見ています。

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