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蜜柑と異なる橘(タチバナ)とは…

 学名:Citrus Tachibana/ミカン科ミカン属 耐寒性常緑小高木

原産地:日本/別名:橘(タチバナ)、倭橘(ヤマトタチバナ)、日本橘(ニッポンタチバナ・ニホンタチバナ)、シトラスタチバナ

大和橘は、野生では国内唯一の柑橘類で、場所によっては天然記念物にもなっている、絶滅危惧種です。葉の香りが強く、葉を揉むと、柑橘系特有の芳香が豊かに感じられます。

また、5~7月には、白い花を楽しむこともできます。

京都御所ではひな壇に飾られたり、文化勲章500円硬化、時には家紋にもされる、大変縁起の良い木です。

 文化勲章(内閣府ホームページより引用)


 分かり易いのは…お雛さまの向かって右側に桜を、東側に橘を飾ることが一般的。
左近の桜・右近の橘と称されることでも知られています。

 知られてないのが、500円硬貨のデザインに用いられているタチバナです。

笹と両側の橘


橘花(家紋)


 果実は2~3cmほどの大きさで黄色く、 果皮は薄くて滑らか、ミカンをそのまま小さくしたような形です。

酸味が強いためそのまま食べずに、果汁を食酢にしたり、ジュースやジャムに加工して利用します。

 橘の香りを研究する近畿大農学部の富研一助教は、大和橘の葉の香りの効能について、「血流量の増加や保湿作用の効果が期待できる」とする。

 絶滅危惧種に指定されている日本固有の柑橘で、古から日本人に愛された植物だったそうです。

 古事記や日本書紀にも登場していて「非時香果実(ときじくのかぐのこのみ)=永遠に香る果実」と表現され、不老長寿の象徴とされています。

 訳あって手元に届いたタチバナの実。

タチバナのおへそ


検索すると『静岡県沼津市戸田地区に、国内北限の自生地が存在する。』らしい…のですがこちらは栃木県矢板市で毎年実を付けています。

その昔、権利者が好んで植えた樹木の一つであったらしいと言うエピソードを聞いた。

 セシウム計測をライフワークとしている(4bq)
果汁はレモンに近い。

果汁を使ってお雛さま!ならぬ霜月のちらし寿司も良いかも…

「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」

『古今和歌集』夏、詠み人知らず

今朝の日の出は殊の外!
あゝ ありがとうと呟いて…

ヤマボウシもすっかり落葉して、空は広く明るくなる。

冬至まで40日くらい…かなぁ すると、昼間が長くなる…

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