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川のおはなし


どーも、こんにちは。しょうのです('Д')


今回は山の話は置いといて、川についてなんやかんや書こうと思います。


徳島県日和佐川下流域

山仕事の合間に川の中に潜って色々写真とかを撮ってます。

ほとんど徳島県の河川を潜ってますがたまに高知や沖縄なども行ったり。

全国的に見ても徳島県は中々ポテンシャルの高い河川が多いと思いますよ!


水中撮影機材

こんな感じの撮影機材を使ってます。一眼レフのカメラを水中ハウジングっていう防水ケースの中に入れて持っていく訳なのです('◇')ゞ

カメラ:nikon D500
ハウジング:SEA&SEA MDX500
ストロボ:INON D-2000 × 2
レンズ:いろいろ

アユの産卵 徳島県海陽町

毎年冬前くらいになるとアユの産卵が始まります。

夏場に苔を食べて成長したアユは下流付近に集まって一斉に産卵しまくります。
フィーバーしてる時は写真撮ってる腕の中とかでも産卵してます('Д')

たしかこの時は水温16°ちょいくらい。

一斉に群がるアユ

だいたい2~4匹程度が砂利の中に卵を産み付けて、こんな感じでほかの個体が群がってきます。

なんでこんなに群がるかと言うと。

自分の子孫を残すために

他の子の卵は食べちゃう('Д')


卵を産み付けた瞬間から速攻食べまくりにいってます( ;∀;)

産卵直後のアユの卵

直径1mmくらいの卵。だいたい10日くらいしたら孵化して、そのあとは河口付近の沿岸部で5センチくらいになるまで成長して。

んで4月くらいに川を遡上して、苔をむしゃむしゃ食べて大きくなるって事です。

オオクチユゴイ 徳島県海陽町

このオオクチユゴイは普段は沖縄とかにいるような南方系の種類です。

黒潮に乗って、四国、徳島までやって来たって事です('Д')

まあ、そんなお魚たちを【季節来遊漁(死滅回遊魚)】って言います。両方とも同じ意味です。


こんな感じで普段から川を潜って色んな生き物の写真を撮ってます。


そんな中ですね、


去年にびっくりするような生き物が出ちゃいまして('Д')


いやー、ほんとヤバい('Д')


マニアックすぎて伝わらないと思うけど(笑)


鮮やかな瑠璃色のこのお魚は

「ルリボウズハゼ」


と言う種類で

ご覧の通り、沖縄、奄美などでしか分布していない南方系の種類です。



そんなお魚がなんと徳島で出ちゃいまして('Д')



ルリボウズハゼ 徳島県海陽町

3センチ程度の幼体なので体色の瑠璃色は出ておりませんが(^^)/

黒潮の影響が強い高知県、和歌山県などはたくさんの種類の南方系魚類が出てますが、そこでも出ておらず。

今の所は徳島県が最北限分布と言う事です㊗


サツキハゼ 徳島県海陽町

そんなこんなで、川の中を潜っていると色んな発見があるんよね。


そして、そこにいる生き物たちが

「今の川の状態」


を教えてくれるんよね。


残念ながら、良い状態と思えるような川ってほとんど残って無いのが現状です(*_*)


ほんでほんで、川の水はどこから来る?!って話で、


やっぱ山なんよね('Д')


山の状態を健全な状態にしていく。

だから自伐型林業という方法で取り組んでいるっていう事です✌

フォレストバンクチャンネルもよろしくですー('◇')ゞ

記事:しょうの


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2022年5月31日に「とく6徳島」にて庄野さんが水中カメラマンとして紹介されました!


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