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デンマークに来て6週間が過ぎ、20代のころの語学留学を思い出した

2023年1月15日(日)にコペンハーゲン空港に降り立ってから今日で6週間。職場(大学)がコペンハーゲンとオーフスにあるので、とりあえずコペンハーゲン大学の人たちに挨拶するために1週間コペンハーゲンに滞在して、その後オーフスに移動してきて5週間を過ごした。

5週間といえば、大学生が夏休みに語学留学するくらいの長さだ。

私も大学2回生の夏休みに5週間ほどカナダのトロントにある語学学校に通うために滞在したことがある。そのときはクラスで知り合った友達とトロントタワーに上ったりトロントアイランドや動物園を観光したり、ニューヨークやナイアガラの滝を見に行ったりと随分思い出深い。
5週間で英語が劇的に上達するわけではないけれど、初めはよく聞き取れなかったホストファミリーの英語が1ヶ月後には理解できるようになってたし、英語で夢を見たりと、自分の脳みそが変化していく実感があった。

仕事をするためにデンマークに来ているので、そのトロント滞在と比べると同じ5週間といえどもそこまでプライベートでの中身は濃くない。けれど、以前から名前は知っていたすごい研究者たちと同じフロアで仕事をして、気軽に話ができる環境なので、脳みそが刺激されている。
これは自分が足りてないから特にそう思うのかもしれないが、すごい人たちって色んな論文を読んで概要を頭の中に格納しているなという印象を受けた。

子供の頃に、サッカー選手になってイタリアやオランダでチームを渡り歩きながら生活するのが夢だったので、いまはそれを少し違った形で実現できていて面白いものだなと思う。
サッカーファンとして、Jリーグから欧州リーグに移籍して1, 2年でJリーグに戻ってくる選手を見ると残念に思っていた。もちろん練習やリーグ戦に出て1年もするとそうとうな経験になるだろうが、せめて5年もしくは3チームくらいは渡り歩いて、自身をマイノリティの立場に置いて経験値をためて欲しい。

私の心の中のその純粋なサッカーファンは、同時に、研究者として日本をいったん離れたのなら5年くらいは外国暮らしをしてみたほうがいいのではと私自身に課してくる。
サッカーと違って、理論寄りの研究分野は実は日本でやっても欧州や北米でもそこまで仕事環境は変わらない(給与は違うけど!)。それでも、居心地のいいゾーンをいったん離れてみて、自分の感覚の変化を見るというのは、それはそれで面白いんじゃないかと思う。

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