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令和6年1月

新しい年、2024年になり多くの人が気持ち新たにした矢先に日本列島は大きく揺れた。
油断とは違う元旦特有の気の緩みの最中にそれはやってきて、いとも簡単に日常をぶっ壊していく。

日本国民であればもう何度も経験、体験しているはずなのにメディアから伝えられる情報は毎度繰り返しでなんの進歩もないように思える。
平時には脱炭素やらAI技術ほかで競うように情報、技術の進歩が目覚ましいのに。

これも資本主義社会の限界を現している、ひとつの事象に思えてくる。

汗水流して貯め込んだ資本も、災害や突発的な事故の際にはクソの役にもたたない。
唯一、それを活かす術は偶発に備える仕組みに投資することではないだろうか。

おそらくいつの世にも希望は残されていて、自分の中のモヤモヤを解消するような具体的な行動を起こしてる先達に偶然出会える事もある。
そのチャンスは皆に平等にあるはずで、掴むか流すかは人それぞれ。良い悪いではなく。

昨年は自分の中でこれからの『生』を問うのに貴重な出逢いを重ねた一年であったと振り返る。
出会いといっても色々でゼロからイチになるモノもあればイチだったものがサンやジュウになるモノも。

増した方の縁は、20年近く連絡も取っていなかった東京での造園会社の面々。お世話になった社長をはじめ、当時同じ釜の飯を食いながら働いていた猛者達。会えた3人は皆独立して庭の世界で今も飯を食っていた。  自分は現場を離れてもう何年も経つ。今回一番しびれたのは握手した時の彼らの手。まるで石を握ったみたいにカチコチだった。きっとお客さんに喜ばれるいい仕事をしているんだろう。当時と変わらないノリで彼らと呑めた事が嬉しかった。

しかし強烈だったのは新しく繋がった縁だろう。きっかけは隠岐島前の森林を案内して欲しいとの依頼に応えたに過ぎない。最初のコンタクトからその方の魅力に吸い寄せられるまでにさほど時間は掛からなかった。  さらに良かったのがその出会いをきっかけに僕だけでなく異なる分野の3人が一緒に動けたことでそこからはチームとして対話をする喜びが加わったこと。  この出会いの中心にいる方はたぶん誰よりも努力を重ね挑戦と失敗を繰り返して今の立場を築いてきたんじゃないだろうか。そういう人だから次々に志しを持った人達が吸い寄せられているんだと思う。
共に歩ませていただく限りは、いつの日か半歩でも前を進んでいけるようにやれる事をやりきっていこうと思う。

最後に資本価値では決して測れない『縁、絆』を感じつつ、今の非日常事態にも自分の役割を全うしようと活動している御二人方を紹介させていただこう。

一人目:立教大学教授 長坂 俊成氏
https://www.rikkyo.ac.jp/closeup/research-n-faculty/2019/mknpps000000soy5.html

今まさに北陸地方の災害に際して、フル回転で活動をされている。できる事なら側で何らかのお手伝いができればと思ったが叶わずなので活動資金の寄附をさせていただいた。

二人目:青空応援団団長 平 了氏
https://blog.goo.ne.jp/flatbase

青空応援団は仙台組を母体とする全国社会人で構成された応援団。東北の震災後に発足され震災時にはスコップ団として復興に尽力されていた。当然今回の災害にもいち早く反応していて僕らに心持ちを伝えてくれている。

御二人に共通して想うことは、いかに平時に準備をしておくことが大事なのか。
有事の際も日々重ねてきたものをどう活かして次に繋げていくのか。
準備があれば慌てる必要はないしリスクも最小限に抑えて次に渡していけるんじゃないか。

一日一日大切に生きていこうと思う。

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