Z世代女子(合法)とボーリング行ったら、彼女できま(最終回?)~彼女できるまで毎日投稿公務員day22
実は、俺はこの3ゲーム目にかけていた。俺の集中力タイプが「短期決戦集中型」だからだ。アニメ「左利きのエレン」では、集中力は3つの要素で構成されていると述べている。
①集中力の「深さ」
②集中力の「長さ」
③集中力の「早さ」
である。
ちなみに、俺の集中力を図解するとこうだ。
そう、実は1・2ゲーム目は正直捨て、3ゲーム目でどうやってスコアを伸ばすかに尽力していた。
具体的には、上手な二人のフォームと自分のフォームを見比べて少しずつ改善、どの位置(▲のやつ)に投げれば、ボールがピンの真ん中に行くかの物理的な計算、球速・重さと倒れる関係の相関、そしてなるべく軽いボールで体力の温存をしていた。
そう、俺はこんな遊びのような勝負でも、本気で戦略立てちゃう系男子だのだ。どうせやるなら勝ちたい負けず嫌いなのだ。
そう、勝負はやる前から始まっていると思う。
テニスにおいては、持ち前のコミュニケーションで、格上相手のプレーを研究し、イメージトレーニングをする。技術が足りていない分、試合が9時からだったら、朝6時から練習し、最高のパフォーマンスで戦えるように調整する。
長々と、述べたが、結果を見たほうが早いだろう。第3ゲームの結果はこうだ。
自己最高記録をここで更新するとは思わなかった。結果から分かるように、一度ストライクを出せば、ゾーンに入り、調整する能力がある。奇跡の結果であり、努力の軌跡の集積とも言えよう。
一般人からしたら、121なんて大したことない結果かもしれない。でもアベレージ70くらいの俺からしたら大健闘である。
なんだかんだで、貴族先輩も最終ゲームでまさかのストライク2発という土壇場プレーを見せ、パパが最下位になった。
「なんか、二人ともすごいっす!俺感動しました!」
そう、パパはいいやつなのだ。
ちなみに雪ちゃんからは返信がなかった。
その後も、男3人でビリヤードをしたり、バッティングをしたり、やりたいことをしまくった。雪ちゃんには、誘ったときに個別ラインも送っていたので、その返事もくればなとも思っていた。新人ちゃんからは、「雪先輩めちゃくちゃ返信遅いんで気を付けてくださいね笑」
ちなみに、グループラインはともかく、
個別ラインは3日間返ってきていなかった笑
・・・・・・。
次の日の朝になった。
雪ちゃんから返ってきていた。
「ボーリングまたやるようなら、お願いします〜!」
という淡白な文章。
それは、5秒で返せるやつ!
そう、実は頭のどこかで、分かっていた。
脈なんてなかったということを。
そう、俺は見たのだ。
右手についていた指輪・・・
右手の指輪の位置が、お姉さん指だったのだ。
察しながら、ググってみると、
はい、脈なし無限地獄編に入ったので、彼女できませんでした。
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