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死にたくなったらフレンチトースト食え〜独身アラサー、都内のちょいイケイケの社会人テニサーに入るの巻 中編〜

宮城に住んでるいとこが、東京に来た。テニスしたいと言うので、半年ぶりになるが、

20代中心イケイケサークルにいとこを連れてくことにした。


来たる前日。
「明日テニス行くぞ。大丈夫だな?」とリマインドを入れると、

「あ、すまん仕事だった。」

おいwww

1人で行くことになった。

懸念点は2つ。

規模拡大しているので、多分もっとイケイケになっている。

3週間前に捻挫しているので、久々のテニス。リハビリのテニスでもある。ことだ。


5分遅刻して、テニスコートに着くと、案の定しらねぇ奴がいっぱいいた。

やはり久々のテニスで体が思うように動かなかった。最初に打った知らねえ奴は、オレがあんま打てないと判断したのか、モテたい一心?に、めちゃくちゃドロップしてきた。オレ、捻挫怖くて走れない。向こう、イェーイ!と笑ってる。誰だよお前。〇すぞ。

ただ、同じコートにいた「ダーツで負けた時にこっそりテキーラ飲んでくれた神兄貴」はずっと、
「あー、捻挫大変だよね。」「打ち方で分かる。もっと動けるはずだもんな」と労ってくれる。
ありがとう。本当にありがとう。
ちなみに、3歳年下である。


男たちは、女の子とのお話目当てのものと、テニスを楽しんでるものの二分化。女目当ての子は、余裕がある男とガツガツ男に分かれる。オレはどれでもない。

いかに、迷惑をかけずにテニスをするか奮闘していた。

ラスト30分くらいで、本来の70%戻ってきて、普通に打ち合えるようになって楽しくなってきた。テニス楽しい。生きててよかったってずっと思っていた。さっきのやつどこだ、テニスで打ち負かしたると思ってたら、終わった。

幹部の2人「久しぶり!飲み会行こうよ!」と誘ってくれる。
この2人も神である。一緒に山行くくらい仲良くなった。オレ半年顔見せてないのに...!

「いやー、5類なってからなら、いけるんですよ!」

半分公務員だから本当、半分メンタル疲れた。である。

駅への帰り道、と言ってもオレ以外は飲み会に流れるのだが、初回に意気投合した、オレと同じ匂いをしたやつに、「最近〇〇ちゃんとどうよ?」と聞いた。

「ん、〇〇ちゃんはフェイクだよ?」

フェイクだと、、、?フェイクってなんや。

「オレが本当にねらってんのは〇〇〇ちゃんだよ。でも京都に帰っちゃって」

そっかそっか、むずいよなぁ。

アラサーになって、テニサーで彼女作ろうなんて夢のまた夢のはなs、

「まあ、一度だけホテル行ったくらいだったな〜」

そっかそっかホテルかー、ん!?!?


ホテルだと...?

なんだろう、なんかすごい悔しかった。

終電を逃したら行けたそうだ。

なんだよ。お前もそっち側かよ。なんなら〇〇〇ちゃんもオレも清楚系で可愛いなと思ってたのに、全然清楚じゃないじゃないか。


でも、オレにだってカードはある...。

奇跡的に、サークルのまあまあ仲良くなった子と3月にサシ飲みをしているのだ。

なんの因果か、ラインがその子の誕生日だと告げていた。

よし、これは運命だ。飲みに誘ってみよう。

「〇〇ちゃん、誕生日おめでとう!」

「ありがとー!」

「GW以降の12.13あたり空いてる?飲みに行こう!」

「ごめん、今月忙しくてー!またサークル会った時に祝って笑」


はい、脈なし無限地獄編入りました。

煉獄さん。おれを燃やしてくれ。


というわけで仕事終わりのいとこに会った。

突然後ろから話しかけられた時は、ぼったくり居酒屋の怖い人かと思った。

相変わらずでかい。

焼肉を食って、蛇口から出るレモンサワーをたくさん飲んで、カラオケに行った。

突然いとこが、Vtuber配信を始めた。
どういう状況だよ。

「2人で95点目指しまーす。」
いや、、せめて90くらいにしとけって...

リスナーからリクエストをもらっていた。

優里?優里行くか!ドライフラワーになった。

「オレサビ歌うから、Aメロとか歌ってくれ。」
引き立て役かいw

Aメロとかを歌い、サビでバトンタッチすると

「分からん。」

分からんって何や。

その後色々歌い、赤い糸が94点に行ったり、トークも入るので、一応オレも気を使って、参加したりしていた。何で知らんやつにオレもトーク配信してんねん笑

んで、急にマカロニえんぴつの「なんでもないよ」を1人で歌い出した。2人95点企画とは?

しかし、二番の途中で急に配信を切った。

いや、何で?笑

「飽きたから」

自由か!

んで、夜中に自宅に帰り、やや重い頭を持ち上げていまだ。

食欲がない。ヨーグルトだけ食べた。

そして、ソファーに座って、「この世界の片隅に」を見た。


開始15分で、のどかな田舎育ちのめちゃくちゃいい子のすずちゃんが、一度道案内しただけの男と、お見合いして、すぐ家に行って、キスして、初夜を迎えて、なんか死にたくなった。

さて、今日は新宿に行く。また都会に行くのか。
中尾が、まこなり社長おすすめのラーメン屋に行きたいと言っているのだ。

新宿につくまでの電車で、蕩けた頭で取り止めもなく書き繕ったので、とっ散らかった文章になっているだろう。

うまいラーメンでも食べて、〇〇ちゃんが逢瀬したことも、誕生日に振られたことも、すずちゃんが初夜を迎えたことも、全部胃に流し込もうと思う。終わり

追記


適当にふらっと入った新宿三丁目のフレンチトーストがうまい。モーニング1400円。たけぇ!
まとめ

死にたくなったらフレンチトースト食え。

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