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映画感想#3 「search~サーチ2~」

こんにちは。forEIgnです。
今回は久々に観賞した映画の感想を書いていく。
タイトルは「search~サーチ2~」。「2」と言っている通り、映画「サーチ」の続編である。いきなり続編?と思うかもしれないが、前の作品とは映画の構成のみが共通しており、全く別の話である。

自分は「1」の方は見たことがなかったのだが、予告編を見る限り関連はなさそうだったのでおすすめに出てきた「2」を観ることにした。

あらすじをザックリいうと、ロサンゼルスに住む主人公の女子高校生ジューンが、ある日当然行方不明になった自分の母の捜索に奔走する話である。
詳しくはネタバレになるので省くが、この映画は個人的に近年見てきた作品の中でも一二を争うほど面白かった。(言うほど映画をよく見ているわけでもない自分のあくまでも個人的感想だが)
今回は私が感じたこの映画の魅力をいくつか紹介しようと思う。

[1]9割9分PC画面

主人公のデジタルリテラシーの高さに注目(画像は予告編より)

映画「サーチ」の最大の特徴として、映画のほぼすべてがPC画面上で展開されることにある。ジューンは母を捜索するうえで、検索エンジンや代行サービス、マッチングサイト、SNSなどをくまなく利用して母の痕跡をたどっていく。よってジューンは自らの足で心当たりのある場所に探しに行くようなことは一切しない。常に「家で捜す」のである。デジタル化が大きく進んだ今の時代ならではの捜索方法であり、この時点でとても斬新なものを感じる。母を捜索する過程で関連する人のアカウントにアクセスするシーンがあるのだが、この際に必要なパスワードをネットに掲載されている情報やメッセージログから予測してジューンは特定してしまう。まさにハッカー染みた行動をとっていくのだが、裏を返せば、今の時代プロハッカーでもない女子高生がデジタルを駆使すれば人のアカウントの1つや2つログインできてしまうという「デジタルを活用する現代の闇」を皮肉交じりに描いているように私は感じた。今回は「母を捜す」という目的の下で主人公はデジタルを活用している為多少の正当性を感じてしまうが、これが完全に悪用目的で行われていればまさに恐怖である。

[2]犯人候補多すぎ


段々と大規模な事件になっていく(画像は予告編より)

今回、主人公の母が失踪してしまうのだが、次々と情報が明らかになる度に、だんだんと事件性の匂いが見え隠れし始める。
そうするとジューンが捜索するうえでかかわっていく人物の誰もが怪しく見えてくる。母親の愛人の男?同級生?代行サービスのおじさん?叔母さん?捜査官?それとも母親の自作自演?次々と出てくる登場人物の中で、だれが犯人なのか予想しながら楽しめる作品である。

[3]どんでん返しの連続


一瞬たりとも見逃せない(画像は予告編より)

上の理由にもつながることだが、とにかくこの作品ではどんでん返しの展開が何度も巻き起こる。「あの人が犯人だ!」「えっ、あの人じゃないの?」そう私は何回も口にしてしまった。次々とテンポよく展開が変わるような作品が好きな方は必見です。

個人的には近年有数の作品のように感じた。「1」も面白そうなので観てみようと思います。見たことがない人は現在Prime videoで見れますので是非ご覧ください。

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