見出し画像

スタッフ教育はしない!

店舗拡大していく上で必要になってくるのが、活躍してくれるスタッフ(人材)です。
人材を確保するためにまず大事になってくるのが採用ですよね。今、優秀な人材を1人採用するのにだいたい100万円はかかると言われています。しかも、優秀な人材が入社したからといって長続きするとは限らない。優秀だと思っていても、いざ働いてもらうと期待を裏切る結果だったり。皆様もそんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。
そして、そんな経験から『私にはスタッフを育てるセンスが無い』と思うようになり、個人店という道を選ぶ方も多いのではないかと思います。
一人サロンが良いのかどうかは、また次回以降にでもお伝えさせていただきますが、実は私もスタッフ教育が大の苦手で、一人で仕事している方がよっぽど楽チンだと思っていました。逆に、人一倍大事に想ってしまうところもあり、自分の想いや考えがスタッフに伝わらなかったり、スタッフが退職するとなるとその度に悲しく辛くなる。その繰り返しでした。今回はスタッフ教育が苦手という方に、現在私が取り組んでいることをお伝えさせていただきます。

私がまず意識していることとして『スタッフを育てようとか、教育しようと思わないこと』というのがあります。
これは、『教育しよう』と思うことは私の勝手であり、スタッフ側からするとそんなことは望んでいなかったりするからです。また、『教育しよう』と思うということは、スタッフに対して期待をしている(頼っている)ということにも繋がり、期待をするから期待を裏切られると腹が立つ、それにより関係性も崩れていくという経験をしたからです。なので、まずは『スタッフを育てよう』『スタッフを教育しよう』と思うことからやめてみました。

そして『スタッフを育てよう』『スタッフを教育しよう』と思うと、自分の経験から色々とアドバイスしたくなるものです。でも、それを伝えたところでその経験をしていないスタッフには伝わらないのです。もちろん企業理念や想いを伝えるということは大切だと思いますが、下手なアドバイスは伝わらず、逆に説教として捉えられてしまったり、ウザいと思われることもあるのではないかと思います。でも、もし同じ経験をしてきたのであれば、そのアドバイスも理解できるはず。そう思うと、経験のないスタッフに下手にアドバイスをするよりは、『どれだけ経験をさせられるか』という方に目が向いてきました。経験をさせるというところで私が活用しているアプリがあります。『ファミリーTODO』というアプリです。名前の通りファミリー(チーム)でタスクを共有できるアプリです。このアプリで、スタッフのタスクを作り、実行したらスタッフがチェックでき、共有できるので進捗も確認できるのでオススメです。また、そうした日々のタスクをこなしてもらうことにより、信頼関係も構築されていくと思っています。タスクは、スタッフとの小さな約束でもあるからです。小さな約束を繰り返し守っていくことで、信用や信頼が生まれてくるのではないでしょうか。私もまだまだ言えたものではないのですが、今日は私の気付いた『スタッフ教育をしようと思ったら、スタッフ教育をしないこと』をお伝えさせていただきました。