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何故最初の一杯はビールなのかという話

読んでくださってありがとうございます。和尚と申します。

さて、乾杯というお題でありながら、僕はほぼ下戸です。

学生の初めの時や、社会人の最初の頃は、

「みんな乾杯は生でいいよね!」

に抵抗できない流される自分がいました。

そして、飲めない分、食べることや知り合いを増やすことでしか元が取れないというのに、このビールが大体ジョッキで来ますね。

生中という奴です。

こいつにより、初手で炭酸でお腹を膨らまされた挙句に、少ない酒の容量を苦手な味で消費するというコンボを食らっていました。

今では、それなりに偉くなったので、強い意志で烏龍茶でもカシスオレンジでも良いんです。強制なんてとんでもない、飲みたければ飲んで、飲みたくなければ飲まなければいいんです。
(居酒屋で作る側だった時、大人数の一杯目がカクテルだと少し面倒だった経験があるせいで、カクテル頼みづらくて緑茶ハイとかになるんですけど)


さて、そんな最初は生、いつ誰が何の目的で作り上げた習慣なのか、ちょっと気になります。

バレンタインがチョコレート会社の戦略であったように、最初は生ビール、にも何か理由があるはずです。


ググってみます。

初手でWikipediaに「とりあえずビール」が出てくるあたりに情報社会の凄味を感じます。

とりあえずビールは、日本の宴会で見られる慣用句。「とりビー」と略称される


ん? とりビー? 聞いたことないけど。僕が飲み慣れていないだけ? 謎が増える。

ちょっとアンサイクロペディアと間違えたかと疑った。
ちなみに調べると、そっちはそっちで存在していますね、ネットの世界の積み重ねはすごい。

https://m.ansaikuropedia.org/wiki/とりあえずビール

とりあえずビール(Toriaezu Beer)とは、日本最大のビールメーカーであり、その主力製品の商品名でもある。10秒に1度売れている。

こっちの方がそれっぽい!


気を取り直して、Wikipediaの出典を見てみる。

居酒屋に入っておしぼりをもらうなり、「とりあえずビール!」と言ってしまうことはありませんか? いわゆる「とりビー(死語?)」というヤツですが…………

なるほど、死語?らしい、昔そういうのがあったのかな、と、どうでもいいと分かってるのに「とりビー」でもググってみる。


なんか出た。

まさかの福山雅治さんの歌が出てくるとは。とりビーは僕が知らなかっただけみたいごめんなさい。


せっかくだから記事を読み進める。
最初はビールの国もあればそうでない国もありますね、と。

ん?

■居酒屋がありません(シリア/30代前半/男性)
■母国に居酒屋はないです(中国/20代後半/女性)

どんどん蛇足が、でも気になる。
居酒屋、というかお酒を飲むお店が無い国もあるんだ。

特に中国は、日本に中華の居酒屋が沢山あるから意外。

ググってみる。完全にネットサーフィン。

あるじゃん、でも、日本からの輸入的な雰囲気で書かれてるな。

なるほど。やはり無いのか。


うちの社長は中国から帰化した人なので、聞いてみる。

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へー! へー!
Googleさんも凄いけど、やはりオフラインも大事だよね(足は一歩も使ってないが)

また違う道にそれました。


そもそもビールっていつから日本にあるもの?
少なくとも時代劇には出てこない。

昔は日本人がよく飲むアルコールと言えば日本酒で、特に熱燗で楽しむことがポピュラーでした。
当然、乾杯時もビールよりも日本酒。
しかし、昭和30年の高度経済成長に伴いビールが庶民の飲み物として浸透し、日本酒需要よりも大きくなってきたのです。

なるほど、とりあえず日本酒で乾杯とか、

死ねる、今の時代でまだ良かった。


最近はいきなりハイボール派もいる模様。



とりあえずビールは、誰かの戦略というより、純粋にビール業界の頑張りと、居酒屋側の混乱せずに早く出せるというのと、早くみんなで一斉に飲みたい(すごい日本人っぽいと思うのはきっとうがった見方)が合わさった結果のようですね。

確かにそう考えると、ビール強いなー

①流れ作業で早く提供できるので店も楽
②絶対と言っていいほどどの店にもある
③幹事が楽
④アルコール度数が少ない

昔の日本酒よりはマシかぁ、になってきた自分がいる。


いや、しかしそもそも飲めない奴に飲ませるのが良くないのは断固として思う。
飲める奴には飲めない奴の気持ちなんてわからんのです。


それにしても、今後、より簡単に早くドリンク出せてってなったら注文バラバラでも、良くなって、とりあえずビールなんて無くなるかなって思ってたけど。

③の幹事が楽、の部分には、『みんな一緒』という意味が大きいですね。
①だけ解決されても、②と④に加えて、ビールを超える知名度と味のドリンクが出てこない限りは、とりあえずビール、は変わらないのかなぁ。

ビール業界の積み重ねですね。CMも沢山あるし。


コロナによって、世界的に乾杯の回数は減っているのでしょうが。

個人的にはおかげでLINEやzoom飲みができて、年に一回も帰れていなかった地元の友人と話したりできたので、この世の中の流れが、オフラインで元々繋がっていた関係が薄まっていたのを少しオンラインで濃くしてくれたので、良い事もあります。

でも、友人には病院勤めも介護系も教師も多いから心配はすごい心配ですが。


また、変な制限なく飲める世界になれば良いですね。
(とただのネットサーフィンからまとめてみる)


読んでくださってありがとうございました。


#また乾杯しよう

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