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未経験人事として揚羽に転職してから、できるようになったこと

2020年も年の瀬。

2019年に、西島さんのご紹介から紹介いただいて米田さんとの濃い面談を経て、揚羽に入社し、ここまでを振り返っておこうと思います。

もし人事のお仕事に興味があったり、考えている方がいらっしゃればスキルの参考になれば幸いです。

できるようになった順にまとめていこうと思います。

フラットに伝える

質問されたときに、悪気はなく、いい面だけを売り込むように説明してしまう傾向が、社会人ではじめて採用担当になったときにありました。
それも大切なスキルではあるかもしれないけどど、あくまでギャップなくご理解いただいて入社してもらい、働いてくれることが理想だと考えると、このクセはちょっと困ったものでした。

現場のみんなと関われるようになってからは、聞いたリアルな声や、課題もフラットに伝えることができるようになってきました。

どんな気持ちで、どんなことに困って、考えて働いてるのかを知るって大事ですね、ほんとに。


言語化する力

私自身は、意識しないで会話すると、具体的に話すことが苦手で感覚で感じたものを限られたボキャブラリーで会話してしまうタイプです。

そのため、これまで経験のない、数値では表すことができない抽象度が高い領域での言語化する力が、高くないんだなと、今のお仕事を始めて気がつきました。

例えば、

・雰囲気的に合いそう!
・なんかいい子だった!
・コミュニケーション力が高い!

というような表現をよく使ってしまっていました。ニュアンスが伝われば、それでもいいのかもしれませんが、なんかいい子だったと同僚に伝えて、同じような人物像を想像するとは限らないので、みんながわかるようにアウトプットする力が大切になります。

みんながわかるようにアウトプットする、とは以下のような具合です。

・〇〇という場面で、△△という行動をしていて、××ということを大切にしたい価値観の人でした。
・コミュニケーションの中でも、人の気持ちを理解して共感する力が高い方だと感じました。



中途採用担当を始めた当初、言語化できなかったのは、

①感覚値で感じたことをどう表現したらいいかが分からない
②いろんなスキルの分解を理解できない

という理由から、うまくアウトプットができずに、苦労した記憶があります。

人事の仕事は、目に見えない価値観や、思考性などを咀嚼する必要があるので伸びたなあと思っています。


自分自身を深く知る

働くチームには、長く揚羽の採用に関わってきたメンバーが多く、日々の会話の中で、「その時どうしてそう思ったの?」とか、「みくちゃんって〇〇を大事にしたい人なんだね」とかいう会話が日常茶飯事です。

個々と向き合ってくれるありがたくて、チームのみんなのお陰で、今まで自分でも気がついていなかった価値観をたくさん知ることができました!

と同時に、何か心の変化があった時に、都度内省して「わたしはどうしてこう思うんだろうか、いつからなんだろう」と深く考えることが増えたように感じます。(これは、新卒採用の学生さんとの面談に多く関わらせてもらえるチャンスをいただいたからかもしれません。)

今年見つけた私はこんな感じです。

・関わった後輩や、同期にみんな大活躍してほしいと思うのは個性(若手だったらみんなそう思うとは限らない)
・個々の人がみんな特別と感じるのは、小さい頃、頭ごなしに怒鳴られる弟を見てきて不憫さを感じた影響が大きい
・コミュ症と自分の壁を作っていたけど、自己開示が最初苦手なだけで、相手がどんな人が把握できていれば、ここに合わせて話すことは好き
・自分と反対のタイプの方とのコミュニケーションを取り、客観視することについてはまだまだ課題がある
・人から怒られることでは、ひどく落ち込むことは少ないが、自分がどうすることもできない話をただ聞いているとき、寄り添いすぎて貰い落ち込み状態になる

今どう思っているの?どうしてそう思うの?と細かく考えられるようになったから、自分ってこういうところがあるんだなと深く知れるようになったと思います。

そのおかげで、昔は他人との比較的で相対評価し、自分の能力がないと落ち込むことも少なくなった気がします。

自分の本心を人にスムーズに伝える

私が本当のとこほ、どう考えているのかを伝える。

もとより仕事においては、必要な場面も多いし、相手からどう思われるかは気にしないので、なんとかできていました。

ただ、本心を伝える際に、これ伝えていいのだろうかという緊張感がありました。これが、伝えることが当たり前だよな、という価値観になったという変化です。

加えて、一番大きかったのは、プライベートでも伝えられるようになったということ。

自分の本心や意思を伝えることが、わがままなのかも、と思ってしまい、相手がどうしたいのかを優先してしなきゃという気持ちが先行するので、伝えるのが本当に苦手でした。

例えば、家族とのコミュニケーションでも、相手に不都合な内容(自分が嫌な気持ちを感じているとか、話したくないと思っちゃうとか)ほど、伝えることから逃げてしまっていました。

けど、仕事で以前にも増して自分の考えを伝える場面が増えたからなのか、言う方がいいんだと自然と思えるようになったので、伝えることが億劫になるということがなくなりました。

お陰で、プライベートでこじれてた関係性も本心をきちんと伝えて解消できたと思っています。(自分が一番びっくりしている変化です。)



人の価値観を深掘りする

今年のお仕事での大きな変化は、中途採用だけではなく新卒採用にも関わらせてもらえるようになったことです。

新卒採用と中途採用と大きく異なる点は、価値観を知ることの重さです。

新卒をお手伝いさせていただくようになり、その学生さんが何を大切にする方で、どんなときにモチベーション高くパフォーマンスできて、どんなことが嫌だと感じるのかを知るには、ただ何故?という問いかけを繰り返してもダメだと気がつきました。(今話していることを深堀するだけで、価値観全てを知れるとは限らなかったからです。)


今の自分に至るまでを
・どんな風に問いかけをしたら、学生さんも気がつくのか
・どこが見えたら学生さんのモヤモヤがクリアになりそうか

を考えながら、仮説を立てて質問することを繰り返すということが、一年前よりできるようになったと思っています。


最後に

まだまだ伸びしろもある、人事ではありますが、綺麗事を言って実現する人でありたいのは変わらずです。

自分のありたい人事像「困って相談したら解決してくれる人事」になるべく来年も頑張っていきます!

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