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シャニマスのコミュ全部読む【Part2】L'Antica編

はじめに

イルミネに続く【283プロのヒナ】シリーズ第2弾、アンティーカです。
アンティーカは私の最推しユニットなのですが、きっかけとしてはやはり摩美々さんの存在が大きいです。摩美々さんのWING編、特に準決勝敗退は多くの人の心を鷲掴んだのではないでしょうか。
あとアンティーカは全体的に家族に関する葛藤を抱えている子が多いですよね。私はねじまきカギューの葱沢鴨が、家族について悩む生徒に言う「家族の愛は未来で待ってる」というセリフが大好きなんですけど、この5人もアンティーカという家族の中で、子供の頃に拾い忘れた大切なものを一つ一つ集めて行くことが出来ればいいなと思います。

概要

・全カードのコミュを少しずつ読んでいく。
 ※ただし自分の持っているカードに限る。
・コミュを見て感想を書く。ある程度まとまったらnoteにアップする。
 ※多い、少ない、正しい、間違ってるは気にしない。思ったことを書く。
・絞込み機能の「リリース順」「昇順」を使い、サポート→プロデュースの順番で見ていく。
 ※ただし【283プロのヒナ】など同時実装のカードは適宜ユニット順序を整理して読む。

この企画の記事は下記リンクのマガジンにまとめているので、最初から読みたい方はこちらから読んでいただけると嬉しいです!

今回見たカード

・【283プロのヒナ】月岡恋鐘
・【283プロのヒナ】田中摩美々
・【283プロのヒナ】白瀬咲耶
・【283プロのヒナ】三峰結華
・【283プロのヒナ】幽谷霧子

【283プロのヒナ】月岡恋鐘

おしゃべりの架け橋

朝から元気な恋鐘。びっくりした霧子はそそくさとお茶を入れにいきます。大きな音にびっくりした小動物みたいで可愛いですね。それを見て「出て行ったの、うちのせいやろか...」と気にする恋鐘。恋鐘はメンタルが強く見えますが、こういう細かい部分を気にして不安になったりする部分もあるんですよね。それでも前に進むのがカッコいい。

「そりゃ、仲間なんやけん当たり前たい!」
こういう真っすぐなところが恋鐘の魅力。太陽のようにアンティーカを照らしてくれ...。

咲耶って誰かにものごとを相談されると問題の明確化とか整理はしてくれるんですけど、ストーリー上の役割として問題解決役をやることはあんまり無い気がします。その辺妙に等身大というか、咲耶は完璧然としているけど1人の高校生の女の子でしかないんだよっていう描き方なのかな、と。

霧子と仲良くなるために喋り方をまねする恋鐘。ほんとに具合悪いようにしか聞こえなくて笑ってしまう。
お互いのありのままを肯定し合う2人、見ているだけで何か報われたような気持ちになりますね。初期レアからこういうシャニマスの哲学が一貫しているのを見ると感心してしまいます。

天才ガール、騙される?

恋鐘のうわさをする三峰と摩美々。恋鐘、こういう会話の中の含みや比喩に全然気付かなそう。

恋鐘の才能()に見とれてしまう2人。実際めちゃめちゃ揺れるんでしょうね...。MRとか来たら破壊力が凄そう。
「ダンスが悩ましい」の言い方おっさん臭さがやばいぞ三峰。摩美々もスタイルの良さには憧れる面があるんですね。こういう女性キャラのスタイルに対する憧れ、イマイチ掴み切れないところがあります。

謝るときの2人、顔が完全にふざけてる時の顔なんだよな。と思ったらお礼を言いつつ恋鐘に抱き着いて「...や、やっぱりすごい...!」と宣う三峰。お前今日どうした??

【283プロのヒナ】田中摩美々

調子が悪い、わけじゃないケド 

摩美々が歌いづらそうなことに気づく咲耶と三峰。こういう部分に気づくのはこの2人ですよね~。

(ヘンな子たちー...)
摩美々、自分の見た目が周りから近づき辛い印象を持たれることに自覚的で、向こうから距離を置かれる前に自分から距離を置いてるのに、2人が一歩踏み込んでくることに戸惑ってる感じですかね。

ピアノの調律が狂ってることを指摘する摩美々。そしてノータイムで摩美々を信じてくれる2人...!あ~~~~~~~!!!って叫んでしまいますね。
摩美々がさせられていたピアノ等の習い事の経験がメンバーの役に立つという形で報われるシーンであり、しっかりと摩美々のことを見てくれる2人が自分に厚い信頼を置いているということを実感できるシーンでもあるという...。そりゃ摩美々の髪ぽんぽんも出るわ!!ありがとう...三峰...咲耶...。

料理教室、嫌じゃないケド

ちゃんぽんを作りすぎた恋鐘が霧子と摩美々を寮に招く一幕。ちゃんぽんを作りすぎることってあります...?この辺は2人と仲良くなるための一つの口実なのかもしれませんね。
招いてるのが大学病院の寮に家族と住む霧子と、実家住みの摩美々な辺りもちょっと意図的というか、作りすぎたから家に食べに来てっていうイベントなら、同じ寮に住む咲耶や、一人暮らしの三峰を誘う方が自然な気もします。

摩美々の「作りすぎただけでしょー」といういつもの感じのアレに対し、霧子が「ま、摩美々ちゃん...」と咎めているのが逆に新鮮。関係初期の描写って感じですね。

「何も見ないケド。全部フィーリングー」
ストロングスタイルすぎる。霧子からガチの「えっ...」が出た。自分の感覚を大事にするっていうのは、ファッション好きな摩美々らしい哲学ですね。でも料理のときはレシピ見てくれ...。

【283プロのヒナ】白瀬咲耶

麗しの咲耶お嬢様

レッスン場に来た咲耶を突然「咲耶お姉さま」と呼び始める三峰と霧子。二次創作の導入?

「フフ、でも結華は、私より年上じゃなかったかな?」「あら、何の話でしょう咲耶お姉様。結華には少し難しいです...」
咲耶、こういう茶番へ一番スムーズにのってくれる人なので三峰もやりやすいだろうな。2人とも「他人にどう見られているか」ということをすごく意識しているキャラなので、役を演じるということは2人にとって日常の延長線上にあるんでしょうね。

「あ...え、えっと......ふあぁ...」
ここ声優さんいい演技ですね。「えっと」の部分の声の震え方とか凄いです。文面だけだと何言ってんだって感じですね。

トップモデルに大切なこと

ティーン誌のモデルに選ばれた恋鐘が元モデルの咲耶にアドバイスを求める。ティーン誌のモデルってスレンダーな人が多いという偏見を持っているんですがそうでもないんですかね。ちなみに私は恋鐘に少年マガジンのグラビアをやってほしいという最悪な欲望を抱えています。

料理教室のとき同様、恋鐘に巻き込まれる摩美々ですが、表情を見るに悪い気はしてなそうです。

「モデルは服に合わせて、様々な表情を作るからね」
なんか咲耶らしいというか、意味深に感じてしまうセリフですね。周囲の人からの期待に応えるように「王子様」というイメージを演じてきた咲耶ですが、モデルをやっていたのも咲耶自身の望みというより周囲からの「モデルとかやってそう」という期待に応えた結果に見えてしまいます。

可愛いと言われ照れる咲耶と、急にイキイキし始める摩美々。
こういう一面について、比較されやすい菊池真の場合は周りからの期待と自分自身の望みのギャップという問題がありましたが、咲耶の場合、周りからの期待に応え続ける中で、自分自身の可愛いと言われたいという望みをどこかに落としてきてしまったのかもしれない、という感じもします。この辺りスターリットシーズンでこの2人の話読みてぇ~~~~~ってなりますね。
あと個人的には公式4コマ8話の照れ咲耶が好きです。

【283プロのヒナ】三峰結華

こころ重なる

遠くから摩美々を見つけて声をかける三峰。摩美々のローテンションツッコミ好き。

摩美々はファッションが特徴的だから遠くからでも見つけられると語る三峰に、摩美々も同じ言葉を返そうとしたところで恋鐘が合流します。

「遠くからでも、結華と摩美々はすぐわかるったい!」
「そん個性的な服のおかげで、すぐ見つけられると!」
「こころ重なる」ですね~~。2人とも恋鐘の「持ってる」ところを見て思わず笑っているという部分では共通していますが、三峰は恋鐘が自分のセリフを反復したことにおかしみを感じていて、摩美々は自分がまさに言おうとしたセリフを恋鐘に取られたことにおかしみを感じていると、微妙に笑いのポイントがズレているのもリアルでいいですね。

最後の摩美々の照れ隠しがか~わいいです。

見える世界が変わったら……?

咲耶の身長を羨ましがる三峰。身長高い三峰、イマイチ想像しづらいですね...。

「麗しの咲耶お嬢様」のときに続いてまた口説かれる霧子。霧子口説かれ過ぎじゃない?三峰の「もしも背が高かったら」話、喋ってるうちにヒートアップしちゃう辺りに背が低いことの悲哀が出てて良いですね。私も背が低めなのでちょっと共感できます。

「ふふ...でも、結華ちゃんは...結華ちゃんのままで...かっこいいよ...?」
「え」
「わたし...結華ちゃんのこと...好きだな...」
霧子からの大胆な告白。結婚式には呼んでくださいね。ここの、小さい「ぅ」が入って「ぅえ」って感じの三峰の声、ほんとに予想外だったんだなって感じられてすごく好きです。

霧子に口説きセリフを発したときの三峰、口説きを「様になってないもの」の例としてやっているんですけど、霧子は今のままの三峰を「かっこいい」と思っているので三峰の会話の文脈に惑わされずにストレートに照れているんですよね。これ、""良い""ですね。

【283プロのヒナ】幽谷霧子

バンソウコウ・マジック

いきなり肩を組んでいる恋鐘と三峰。靴擦れしてしまった恋鐘を結華がかばっていたんですね。恋鐘、普段から生傷が多そう。
霧子は病院でお手伝いをしてるだけあって、怪我の対応がテキパキしています。湿潤療法の絆創膏...キズパワーパッド以外知らないですね。

絆創膏を貼られた恋鐘の「よか薬なんやね」ってセリフ、恋鐘っぽさを感じますね。絆創膏は薬とは違うんですけど、全然意味は通じる。恋鐘の語彙、分かってるんだか分かってないんだかっていう微妙なラインを突いてくる印象。

絆創膏にハートを描いてくれる霧子、かわい~~~。三峰がうらやましがるのも分かる。この辺は友達の距離感だからしてることなんですかね。病院で怪我した子供とかにもこれやってるとすると幼気な男の子の将来が心配ですね。

「きりりんにもハートが足りない」とトスをあげる三峰、絆創膏がたくさんあるから明日の分もとお願いする霧子、そして2人の似顔絵を描き始める恋鐘。この辺は楽しむことが得意なアンティーカって感じですね。

BBAOAB

血液型聞くのにこんな遠慮することある?霧子優しすぎるよ...。血液型に「プライベート」って概念あんまりピンとこないな。全然関係ないんですけど、血液型占いってB型が不当に弾圧されてる印象ないですか?

輸血のときのために血液型を知りたかった霧子。俺も想定外だったよ摩美々。摩美々と霧子のすれ違ってる会話無限に可愛いですね。これは豆知識なんですけど、私の感想文の特徴として好きなカプの会話のときの語彙が終わってるというのがあります。

「輸血のための血が足りない」みたいな状況で一番に手をあげそうな霧子ですけど、AB型なのでアンティーカの誰にも輸血出来ないんですね。逆に三峰はO型なので誰にでも輸血することが出来るが、誰からも輸血を受けられない...。この辺血液型だけでもちょっと物語が見えてくる気がして面白いですね。

と思ったらちゃんとその話しましたね。咲耶に「よかったよ」「私たちの血が役に立つんだからね」と言われて照れる霧子かわえ~~~。なんか私自分で思ってたより霧子好きかもしれないです。

おわりに

ということで【283プロのヒナ】アンティーカ編でした。
コミュを読んでて、私がアンティーカのことを心底好きだということを改めて実感できました。個人的ハイライトは「見える世界が変わったら……?」のきりみつです。単純に交わしてる言葉のインパクトも強いんですけど、2人の内心の機微が良く描けていて、初期のレアでこれぶつけられるのあまりにも濃いですね...。

放課後クライマックスガールズ編はこちら!


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