【4/6やまもゼミ記事】へこたれない子と「幼児万能感」
今日は図書館で見かけた本をご紹介します。
「へこたえれない子になる育て方」 高濱正伸 プレジデント社
という、前回と同じはじまりでございます。
さっそく本の内容に入りましょう。脱線する前に。
【本文引用】
まずは本文を引用します。抜き出しですので私の意図が入りやすいかも。
幼児期の万能感は、どこかでつぶす必要あり(原文ママ)
(中略)
【子どもの変化】
こういうことを書いてある本って、あまり見かけない気がしませんか?
最近の本は「主体性を育ててあげましょう」「子どものペースを見守りましょう」「子どものやりたいを叶えてあげましょう」みたいな文章が並んでいるイメージです。
これは幼稚園教育要領や保育所保育指針の改訂やそれ以降の教育、さらには子育て観のようなものの変化が影響してますよね。
あとは世界と比較した日本の圧倒的な自己肯定感の低さ、ですね。ここには競争社会や結果主義の影響が強く出ていると言われています。
このような背景から(なのか?)主体性の大切さが説かれるようになりました。
そうなると、幼児教育が先に変化の兆しがあり、遅れて子育てに変化が現れます。
「最近の子どもって、昔より我が強くない?あと自分でできることが少なくなった気がする。年少組がいつになく大変…」
こんなことが言われ始めました。
保育園は未満児からの入園だとそんなこともないのでしょうか。
幼稚園は3歳になってはじめて家庭から出た子どもが来るので、けっこう顕著です。
この原因が教育観・保育観・子育て観の影響なのか、はたまたコロナウイルスによる外出頻度の低下による社会経験の少なさによるものなのか。それは分かりません。
ただ、事実としては目の前の子どもの様子が変わってきた、というのが私の周囲の見解です。
【本の内容をどう読み取るか】
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