【夏休み】保育の課題を出したい
幼稚園で働く私には、夏休みがあります。
33歳になっても夏休みがあるんです。幼稚園も捨てたもんじゃないですよね?なります?幼稚園教諭。
ただ、園によっては預かり保育を職員で回すことがあります。その場合は順番に出勤になりますし、うちの園でも出勤当番はあります。一人2回くらいですかね。あとは有給休暇を使って休みをとることができます。
小学校の夏休みと違うところは、宿題がないこと。この違いは大きいです。宿題は悲しい。なければ嬉しいですよね。
今回はそこにメスを入れようかと思います。こう聞くと職員の反発は避けられないのでは?と思いますよね。だって今までなかった課題を出すのだから。私も反対されると想定しています。でもやろうかと思っています。
なぜ課題を出すのか
私たち幼稚園教諭は普段から放課後があります。勤務中に子どもとほぼ一緒に過ごす保育士との違いはここにもあります。先ほど述べた長期休みもそうです。「勤務」で考えると幼稚園に分があると私は考えます。一方デメリットももちろんあります。妻(保育士)と先日そのあたりの話をしたので、今度記事にしますね。「幼稚園と保育園の働き方比較!」的な内容です。
さて、放課後のある幼稚園ですが、残念なことにその時間に園内研修ができることはほぼありません。なぜか、と聞かれると非常に答えにくいのですが、保育や行事の準備をして、子どもや保育の記録をとり、保護者への発信をすると、もう退勤時間になります。まだまだ残業も多いです。
そうすると、学びの時間がありません。保育は常にアップデートされるべきですし、子ども理解もそうです。ですが、時間をとれないのです。
そこで、長期休み。まずは夏休み。
夏休みのうち一日を自己研修日として出勤扱い(有給休暇を使わない日)にして、課題に取り組むようにします。ただ、その日は出勤する必要はないです。家で課題に取り組んでもらいます。
また、自己研修日は一日分の勤務時間(休憩込みの9時間)として扱いますが、実際の自己研修は夏休み全体で9時間の研修をすれば良いとします。つまり、好きな日に好きな時間にやっていいよ、それは個人に任せるよ、とするのです。一日でやってもいいし、一日10分ずつやってもいい。
内容は後述しますが、書籍、動画、保育雑誌、映画などから選んでもらえば自分の興味のある内容を選べますし、自分の生活に合った学び方を選べます。本がおそらく一番時間がかかりますが、映画なら2時間もあれば見終えますよね。2時間で終わっても9時間として扱います。
つまり、課題を一個やれば有給休暇を使わなくても休みがとれる、ということです。
どんな課題を出すか
では課題の内容です。まだまだ検討段階ですが、書籍、保育雑誌、動画、映画を考えています。
・書籍
職員に読んでもらいたい本は、正直たくさんあります。私好みの本なので、全員が興味を持ってくれるとは思っていません。それでも保育観を共有するためにも読んでほしいな、と思うものはあります。
今考えている候補はこちらです。
子どもへのまなざし(佐々木正美) 自閉症の僕が飛び跳ねる理由(東田直樹) 嫌われる勇気(岸見一郎) 子どもの心の育てかた(佐々木正美) 幼児保育(吉本和子) 遊びを中心とした保育(河邉貴子)
・動画、映画
YouTubeなどにも無料で見られる研修動画があります。ここは詳細を省きますが、探してみてください。それ以外にも私が持っている研修動画もあります。
また、映画は「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」が最近公開されたと聞いたので良いかと思いました。映画館に行かなくてもネットで見られるようなので、まだ公開中であれば使えるなと考えました。
「モンテッソーリ 子どもの家」は公開が終了していますが、見たかった映画です。DVDになるようなので、今後の研修に使えそうです。
・保育雑誌
保育雑誌も十分に学びを得られます。私が個人的に定期購読しているのは「ほいくあっぷ」です。好きな特集を選んでもらって読む方法もありますし、私の方で厳選することもできます。
まとめ
研修案を出してみました。今後園長にプレゼンをし、職員に説明をしていきます。
そして、この研修のポイントはレポートを書かないことです。研修に報告はつきものですが、今回の自己研修にはレポートを使いません。
その代わりに夏休み最終日の出勤(この日は全員出勤日)に園内研修の時間をとり、同じ課題に取り組んだ先生で交流する。もしくは別の課題に取り組んだ先生で紹介する。これが今回の研修のミソだと私は考えています。
読んで終わりではなく、自分の言葉で交流する。
次回の自己研修で違う課題に取り組む。
また交流する。
このサイクルを作りたいです。本を購入する費用などもあるので、やっぱり園長に相談です。頑張ります。というか、やります。
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