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指導要録の本音とツール

幼稚園には「要録」という法令に基づく文書があります。

年度の終わりに子どもの姿を記録していくものです。
小学校にも引き継ぎますし、保護者の開示請求があれば見せる決まりになっています。

内容は色々と迷走?しましたが、平成30年に文部科学省から要録についての記載方法が出されました。
こちらです。このページにpdfファイルがあります。

ここには、まあいろいろと書いてあるんですが、読む必要はありません。いや、やっぱり一度でも読んだ方はいいです。でも私なりにまとめてみたので、これを見てもらってもいいです。

◆ 一人一人のよさや可能性などを把握し、指導の改善に生かす
◆ 他の幼児との比較や一定の基準に対する達成度についての評定によって捉えるものではない
◆ 妥当性、信頼性を高められるように創意工夫を行う
◆ 「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を活用し、指導の過程と育ちつつある姿を分かりやすく記入する

なんてことが書かれているわけです。
さらに、

◆ 5領域のねらいを視点として向上が著しいと思われるもの
◆ 全体的、総合的に捉えた幼児の発達の姿
◆ 次年度の指導に必要と考えられる配慮事項

とも説明されています。


要約しますと、
一人ひとりに合った要録を書きましょう。視点は5領域ね。年長は10の姿もね。指導の過程育ってきている様子も書いたら分かりやすいから書いてね。

こんな感じでしょうか。
ざっくりでごめんなさい。


文部科学省から通達されている指導要録のあり方は今の通りです。では、小学校の先生に聞いた幼稚園指導要録はいかがでしょうか。

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