[鹿島戦]戦術を超越する魂
1-0で浦和の敗戦。
今までは戦術や崩し方等話してきたがシーズンを通してやはり安定した試合運びができていない。
なぜだろうか。
選手1人1人の意識は?
もちろんリカルド監督が落とし込んだ戦術、今日の試合のプラン、もっといえば哲学があるだろう。
それの完成度を高めながら日々成長することは大事だ。そうする事で、正しい道であれば安定的なクラブ運営、成績をおさめることに近づける。
ただ、今日のような試合をして選手は誰も違和感を覚えなかったのだろうか?
試合をしているのは選手であり、監督も指示を出し修正はある程度できるかもしれないが選手が自発的に動くシーンも必要なのではないだろうか。
今日の試合は90分を遠してひたすら丁寧にビルドアップを意識し、引っかけ、ピンチを招き、ボールを奪えず、セカンドボールを回収され、全くなにもできなかった。
槙野が入ってきてやっとパワープレーをしたのが87分。良くて引き分けだ。
遅すぎる。
ピッチ内で誰か檄を飛ばせる選手がいただろうか?
何か淡々とプレーしているように私は見えた。
岩波などは最終ラインからビルドアップの大きな役割を担ってるわけだから全然物足りない。
フィードが上手いだけでスタメンはどうなのだろうか。他に選手がいないのも問題だ。
山中を使う意図は?
山中が復帰して以降、明本がケガの理由もあるだろうがスタメン定着。
基本的に高い位置を取りクロス。これが山中の仕事だろう。
しかし、これで良いのか?
守備の強度が高いわけではなく、プレーの幅は狭い。今日のように相手が前にいると何もできない。また、パスミス、ドリブルタッチミスもよくあり、波が激しい。確かにピンポイントで合う時もあるがサイドにおける攻撃の重要な局面で山中では難しいと思う。
サイドバックとして強度が低すぎるのだ。
汰木、伊藤、山中のパス交換からのカットされる場面でもプレーが軽すぎて練習の鳥籠をしてるように見えた。
個人的にはサイドでの局面はドリブルでゴリゴリいけるタイプが良いと思う。
仕掛け、クロス、パスと選択肢があって相手が混乱し後手になる。山中の場合、クロスあげます!という形の為意外性もなく相手も準備しやすい。
また山中の場合、判断が遅い。自分の左足に自信があるのか、持ってから周りを見てプレーする為、流れが止まり、手詰まりになると無理にプレーしロストする場面が増える。
判断スピードをあげ、有機的にムービングしたりはたいたりと幅を広げないと今後は難しいだろう。
ACLは天皇杯時代に
リーグは厳しくなった。天皇杯で優勝を逃した場合、来季も刷新が必須になる。中堅を目指しているわけではないのだから、また10人くらいは入れ替えが必要だろう。西野さんも頑張ってはいるが更に大型補強をしてもらいたいものだ。
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