実際、自分がどうしたいのか?
コロナ禍で、仕事を休業せざるを得なかった人や、仕事を悔しくも失ってしまった方々も多い中、自営業としては、続けるか辞めてしまうか全て自分次第。
前回からずいぶん時間が経ってしまったが、営んでいる治療院は緊急事態宣言中も細心の注意を払って営業を続け、靴作りも黙々と作業を進めた。もちろん、コロナを境に、来なくなった人もいれば、変わらず続けて来てくれる方もあり、夏が過ぎた頃から戻ってきてくれた人も多い。
ウォーキングレッスンも6月から再開し、対面で本当にクラスが成り立つのか?と不安に持っていたが、参加者の皆さんの多くがコロナを境に加入された方で、やる気のある方々が多く、雰囲気は以前にも増して良くなっている気がしている。そして、ありがたいことに自分もブラッシュアップすべき点が見えてきて、更に楽しんでレッスンをすることが出来ている。
巷では、コロナを機に、人を許せなくなっている(例えば、マスクをしていないとか、人と人との距離が保てていないとか、会話の中での一言が気に入らないとか、他にも色々)傾向にあるらしいが、こと私にしてみれば、かえって寛大になった気がする。置かれている状況で、ずいぶん考え方が違うということが、zoomでのミーティングや、日々足を運んでくださっているお客様や生徒さんとの会話で見えてきたからだ。
9月、GWに開催予定だった靴作りのワークショップを開催した。公共の乗り物を使っていらっしゃる方々だったので、開催時間も考慮し、参加人数も大幅に少なくして。それでも、参加予定だった方の中で、今年は見送る選択をされた方もいる。いっこうに構わない。人それぞれ状況は違うし、考えは自由だから。ワークショップそれ自体は、本当に、今を忘れて集中できるとても良い時間になったようで、主催者としては、これが一番嬉しかった。時間を大幅にオーバーして終わるころには、体力的には疲れていたけれど、あらためて、人と人が繋がり、そして、次へつながる予感を持つことが出来たことで心は軽くなっていた。
基本、靴作りのオーダーもワークショップも、フットバランスリフレクソロジーの施術や、ウォーキングレッスンも対面での仕事。
今はニューノーマルな生活形式に順応することがビジネスモデル構築の必須条件のようになりつつあるが、もちろん、それはしっかり考慮した上で、もう暫らく、いざと言う時に寄り添える、駆け付けることの出来る、フットワークの軽さを大切にした私でありたいと、この2020年あと10日を残して思っている。
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