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#13.タイリーグのマネー事情

私たちのページをご覧頂き、ありがとうございます。
少し前になりますが、JリーグYoutubeチャンネルにて、20-21シーズンまでタイでプレイした
細貝萌選手が、タイリーグのマネー事情についてお話していたのをご覧になりましたか?
今日は、その辺りの話をユーキ君にも聞いてみたいと思います。/堀雄一郎(取材日:8/30)

細貝選手のお話はコチラ

―先日、Youtubeで細貝選手が、タイリーグの外国人選手の給料は「ざっくり言うとヨーロッパと同じレベルの金額」と話し、ネットニュースにもなっていました。

「ヨーロッパ」って括りが何とも難しいけれど、堀ちゃん、いくらをイメージする?

―年俸3億円以上とかかな。でも、日本だと総額だけど、海外は手取り金額で言われること多いよね?

そうだね。手取りの給料で話されることが多い。
細かいことはわからないけれど、「年俸3億円=手取り1.5億円」としてもタイの給与はそれとは大きな差があるよ。もちろんもっと低い。

―契約ひとつひとつ違いもあるし、ヨーロッパの年俸もわかっていないけど、僕が受けた印象とはギャップがあるという事だね。笑

堀ちゃんの印象が皆と合致しているのかはわからないけれども、今年ブンデスで実績のある選手が、タイでもチームを探してたんだけど、本人の希望額が手取り約1.3億円に対して、クラブの提示した金額は約6,000万円だったため、彼は別の国のチームへ行くことにしたという例があるね。

だからヨーロッパでプレイした選手がそれに近しい金額を得られるかというと、現在そこまでではないと思うけどね。

―そんなに甘くはないということだし、ヨーロッパ自体、時期や国、契約の仕方で金額も幅広いもんね。

そういう事です。でもタイにはタイの魅力があると思うよ。

―東南アジアは経済伸長の大きなエリアだもんね。何もないとは僕も思っていない。

例えば、今年T1だと、2人の日本人選手が新たに加入した。エスクデロ・セルヒオ選手(チェンマイUTD)や坂井大将選手(サムットプラカン)は日本では最終所属がJ2やJ3のクラブ。
彼らの契約内容を知るわけではないけれど、相場から言えば、日本の時よりいい給料はもらっていると思うよ。

後、日本はJFL以下の選手だと、サッカー以外の仕事をしているケースも多い。そんな選手がタイならサッカーだけに専心してプレイできるというのも魅力だね。

―なるほど。日本との比較において競争と金額のバランスが、タイの方が競争力が低く、金額が良いと?

一次元でYes/Noではない。こっちでは外国人選手として扱われて、その枠は結果が出ないとすぐに変えられてしまうケースも多い。
だけど、日本でプロとして成功しなくても(時にプロになっていない選手も)タイの水が合えばステップアップしたり、より良い給与を頂けるわけで。戦い方の選択肢として、タイは魅力のある市場だと僕は思うな。

【編集後記】 
「プロサッカー選手」が憧れられる背景に、「お金」は必ず付いてきます。
ただ「給与が良い/悪い」という話だけではなく、複数の角度からタイリーグのお金事情を知れたことは、個人的にも良い話だったなと思っています。
まだまだ聞きたいことが沢山あるのも「お金」の話だからですかね♪

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