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高校生がマッチレポート風に書いてみたpart1 UEFA チャンピオンズリーグ ローマVSポルト 簡易分析、感想

今回はローマVSポルトの試合をざっくり分析し、試合の感想を述べていこうと思います

スタメン

個人的には最近見れなかったミランテ、期待の若手ザニオーロ             守護神カシージャスを注目選手として見ていました。 
ポルトのFWマレガはハイライトを見るといつも決めている印象だったので、見れないのは残念。

ローマはボール保持時がデ・ロッシが落ちて両SBが一列前に上がる3-4-3、非保持時が4-1-4-1。対するポルトは、保持時が3-1-4-2、非保持時は4-4-2
単純なかみ合わせの面で言うと、ポルトは保持時、最終ラインで3対1の数的優位を確保し、アンカーがフリーになるので、ローマがどのようにビルドアップに対してプレスをかけるのかに注目。対してローマ保持時は最終ラインで一人の数的優位、中盤で同数なので最終ラインの一人がプレスをかいくぐり前進したときに中盤でローマの数的優位が起こる。これに対してポルトはいかにして守るのか。では試合の内容を見ていきたい。

4-1-4-1、4-4-2、4-3-3の三つの守備陣形を使いこなしたローマ、奮闘したブライミ

ポルトはCB2人がペナ幅より少し広いくらいに開き間にペレイラかエレーラのどちらかが下り(ペレイラの方が多かった印象)、中盤に残った方と中に入ってIH(インサイドハーフ)化したブライミ、オタビオの三人で逆三角形のような形になる。SBは高い位置を取り、SHのような形。
ローマはポルトのビルドアップに対し4-1-4-1をベースにした4-4-2,4-3-3の2パターンで対応。

ジェコは基本的に3バックの中央の選手にプレス、そこからフェリペ、ペペにボールが渡った時にペレグリーニ、ザニオーロが飛び出しプレスに行く。最終ラインにプレスをかける時、右サイドに関しては相手の左CBに対して前から4-3-3でハメに行くときはエル・シャーラウィがプレスに行くときもあった。アンカーに入っているデ・ロッシは中盤ラインの一人がプレスに飛び出すのに併せて一列上がり中盤の穴を埋める。

↑の図はザニオーロが飛び出し、デ・ロッシが飛び出した時の4-4-2。クリスタンテはスライドしてテレスを見るのではなくブライミをマーク。テレスは後ろのフロレンツィが見るという縦のマークの受け渡しで対応。
また、ローマは逆サイドは絞り大外は空けるので、図のボールサイド側(円の部分)でローマは数的優位を作る場面が多かった。ポルトは中盤で数的不利の時オタビオが左まで来るなどしてボール周辺の人数を増やしたがそれでも均衡のため効果的にボールを運ぶ事は出来なかった。

ペレグリーニは相手中央CBがボールを持った時は相手のアンカーをマーク。中央CBに対してはジェコがプレス。

右CBに渡った瞬間ジェコはペレグリーニが見ていたアンカーにマークチェンジ、ペレグリーニはそのまま飛び出し右CBにプレス。

ローマは押し込まれた時は4-1-4-1でブロックを形成。ポルトは数的優位をなかなか作ることができず、後方でボールは回すが、いい形でボールを前に運ぶことが出来なかった。そのため前半途中からシンプルに裏へ蹴り込み、デ・ロッシの脇のスペースに落ちたこぼれを回収して攻めるシーンが多かった。ポルトの得点シーン」はまさにシンプルな蹴り込みのこぼれ球がデ・ロッシの脇に落ちそこにポルトの選手が三人なだれ込み得点に結びついた。
裏に蹴り込まない時はエレーラが後ろと前の中継役となりブライミがハーフレーンで受け、チャンスをうかがうシーンが目立った。ブライミは特によく収まるし、ドリブルで抜くシーンも多くローマにとって一番の脅威だったのではないだろうか。それだけに負傷交代は痛かった。

シンプルイズベスト、縦に早いローマ ジェコに手を焼いたポルト

ローマのこの試合の攻撃は実にシンプルであった。2トップでローマの2CBに対し同数でプレスをかけ、デ・ロッシがサポートした際もブライミがCBまでプレスをかける、もしくは中盤のペレイラやエレーラがデ・ロッシに行くなどして、前から行き、相手をサイドに追い込みマンツーマン気味に着きハメようとするポルトに対し、出来るだけ後方でつなぎ、ある程度おびき寄せて、繋げなくなったところでシンプルにジェコめがけてロングボールを入れる、または、エル・シャーラウィの裏のスペースに蹴るというものだった。

シンプルな攻めだがジェコのポストがとにかく強い。ほとんどのボールを収め、走り込んできたエル・シャーラウィに叩く。ジェコに当てればどうにかなる、逆にポルトからしたらわかってはいるがどうしようもないという感じだった。ポルトのCBも大きく競り合いには強いタイプだが、今回はジェコが凄すぎた。先制シーンもクロスをジェコが収めザニオーロに叩き、決まった。

ローマはポジティブトランジションでもシンプルに縦に早くエル・シャーラウィが裏に抜けたり、やはりジェコを起点に攻めるシーンが多かった。二点目もトランジションからジェコに入れ、そこからザニオーロが押し込んだ。

ローマの選手の中でも特にエル・シャーラウィとザニオーロは守備でも攻撃でも献身的に上下動を繰り返していた。ザニオーロは相手が引いた時に、ハーフレーンで度々ボールを受け、強靭なフィジカルを生かしてボールをキープしジェコの手前で第二のスポットとして活躍していた。

感想

お互いに縦に早くという攻撃面での狙いは同じだったが、最終ラインに対し同数プレスを仕掛けて前でハメようとしたポルトと最終ラインで一人の数的不利は受け入れ、中盤で数的優位を作ったローマと守備のアプローチは異なるものだった。

ローマにとってシンプルに蹴り込むという作戦上、ポルトが前からしかも同数でプレスに来てくれたことは、ポルトが後ろで手薄になるという面でやりやすかったのではないと思う。かといって引いたところでジェコのポストを止められる気はしなかった。質的な面でローマに部があり、そこの差が際立った試合だった印象である。唯一ブライミの部分では質的な面で差を感じなかったが、特にポルトの2トップの部分ではファシオとマノラスの壁を崩せるイメージは湧かなかった。それだけに今回マレガの欠場は痛かった。

支配率を見るとローマが43%ポルトが57%、シュート数はローマ14本ポルト7本であった
このデータからも無理につながず、シンプルに縦でうまくいったローマ、後方から繋ごうとはしたが、いい形で前に運べず後ろで回すだけになり、途中からシンプルに縦にしたが質で劣ったポルト
という構図が見えてくる。

しかしスコア面では2-1とポルトにとってはアウェーゴールも奪い決して悪くないスコアだと思う。ポルトがホームでどのような戦いを見せるのか、巻き返しに期待したい。

注目していたミランテは危ないシーンがほぼなく正直よくわからなかった(笑)
カシージャスはビッグセーブも見せ経験豊富なため、予測も素晴らしく、動き出しが早すぎて味方合わないシーンもありました。2014のWorld Cupでも気にはなりましたが、ハイボールへの飛び出しなどはまだ少し不安な部分もあるが、二失点で抑えられたのは間違いなくカシージャスのおかげであると思う。
そしてザニオーロ
ジェコに次ぐ収めどころとして起点にもなれていたし、とにかく献身的。守備でも走るしカウンターでもすぐ上がるし、素晴らしかった。フィジカルが想像以上に強くてビックリ。今後の活躍に期待したい。

以上ローマVSポルトのざっくり分析&感想でした!

今後もこのような形でやっていきたいと思いますのでよろしくお願い致します。

まだ慣れておらず、非常に見にくく、乱文で大変申し訳ございません」でした。回数を重ねるごとに改善させていきたいと思っております。

まだまだ分析としては未熟で、これそうじゃないだろ!という部分が多いと思いますが、どんどんツッコミをいれていただけたらなと思います。

分析以外の事でも何でもいいので、感想等コメントしていただけたら嬉しいです。

最後まで読んでいただいた方本当にありがとうございました。



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