高校生がマッチレポート風に書いてみたpart6 UEFAチャンピオンズリーグ レアル・マドリードVSアヤックス 2NDleg
今回はチャンピオンズリーグ2NDleg レアルマドリードVSアヤックスの簡易分析、感想をやっていきたいと思います!
スタメン
まあ。メンバーは予想通りですね。ラモスの変わりはナチョ、アヤックスはお決まりのメンバー。個人的にはドルベリ好きなんですが、今シーズンはキャノン砲も冴えず、タディッチの0トップが素晴らしいのでなかなかスタメンは取れませんね。
では内容に入っていきましょう!
レアル ボール保持時
レアルは4-3-3のまま陣形は崩さずビルドアップからフィニッシュまでを行う。SBは高い位置を取り、積極的に攻撃参加、サイドを起点にゴールを目指した。
アヤックスは中盤3枚をスタメンを見てもわかるようにガッチリはめて、マンツーマンで対応。前線は三枚でレアルの最終ライン4枚を見る。前から人に付き、自由にやらせない。最終ラインでは一人の数的優位を保つが、前線でプレスをかけるとき、レアルの逆サイドのSBをアヤックスのウイングが二人を見ることによって、帳尻を合わせる。
アヤックスの前線はボールサイドのウイングがSBを、タディッチがボールサイドのCB、逆サイドのウイングが遠いほうのCBを見る。逆側のSBはフリーだがウイングがCBに付くため高い位置を通っているので、ゴロでは通らない。中盤では前述したとおり、マンツーマンなので簡単に入れることはできない。
そのため、上記の図の場合でナチョの選択肢は
1.カルバハルへの浮き球
2.クルトワに下げる
3.前線に放り込む
皆さんはこの後ナチョがどれを選択したと思いますか?
ナチョは1のカルバハルの浮き球でした。ネレスが結構ヴァランに食いついていたので、浮き球のパスを出し、カルバハルがそのまま前進。ネレスはそのままダッシュし、カルバハルを追いかけた。そうしなければアヤックスは左サイドで2対1の数的不利を作られてしまう。なのでネレスの戻りは必須であった。
この時2のクルトワに下げる選択肢ももちろんあったと思う。最終ラインでレアルは数的優位を維持しているのでGKを加えた5対3で打開するという選択肢は大いにあると思う。ただしこの試合アヤックスがクルトワに下げた時そのままプレスに行っていたことと、クルトワ自体がフィードはできるが細かな足元の技術と狭いところで所でパスをつなぎ続ける能力が高いGKではなかったので、下げたところで前線に蹴れあtりこんでしまうことになっていたのではないだろうか。
3に関しては、タディッチが近くまでプレスに来ていたので、蹴ろうとした瞬間にとられる可能性があり、メリットも2と変わらないので、選択する可能性は低いのではないのでしょうか。
レアルは上記の通り、逆サイドへのロングパスからの前進、もしくはベンゼマへのロングボールを入れ、そこからモドリッチらを起点にした攻めの2パターンが主だった。
逆サイドからの前進はチャンスに結びつくこともあり、特にマズラウィがヴィニシウスに苦戦していたので負傷交代する前までは、度々決定機を創出していた。
逆のバスケスはヴィニシウスと違い、個で打開するタイプではないので、モドリッチ、カルバハルらと連携し攻略にかかる。バスケスは中に入るプレーが多く、バイタルエリアなどででプレーするシーンも見られた。
ベンゼマへのロングボールは収まるときもあったが、レアルの右サイド側でブリントと競ったときがやはり多かったです。左サイドではデ・リフトが君臨しており、レアルのロングボールは基本この人が跳ね返していました。
なのでレアルは右サイドはベンゼマへロング、左サイドはヴィニシウスを生かしたサイド突破という形が多かったです。
また、アヤックスのプレスが早く、密度も高かったのでレアルは細かく繋がず、早いタイミングで縦パスをするシーンが多くゲーム展開の早い試合になりました。
アヤックスボール保持
アヤックスは基本自陣からしっかりつなぐ。CB二枚とデ・ヨング、シェーネが落ちてきてサポートをし、SBを使って前進していく。
特徴的だったのはファン・デ・ビーク。ボール保持時は必ず最前線にポジションを取り、CFのようなイメージ。アヤックスはタディッチの偽9番に加え、ファン・デ・ビークの偽10番という二人の嘘つきが入っていた。
ファン・デ・ビークが高い位置を取るとそのままカゼミーロはついていく。デ・ヨングがCB脇に落ちるとレアルの中盤もマンツーマンなので、モドリッチも引き出されるそうすると中盤に大きなスペースが生まれ、そこにシェーネがタイミングよくマークを外し落ちてきて、パスを受けSBに流す。この際ヴィニシウスはボールホルダーのデ・リフトに対しSBのパスコースを切っているが、シェーネの中継により無力化された。
アヤックスは前進した後、基本的にコンビネーションで崩していく。SBが前進した後は、中にいるタディッチ等に入れ中央を崩すか、ウイングと連携しサイドを崩すかのどちらかである。
アヤックスの前線3人+ファン・デ・ビークの四人が特にポジションを取りがうまく、全員相手最終ラインの選手間にポジションを取り、一人で二人をピン止めするということが、非常によくできていた。
これにより、最終ラインでフリーになる選手が生まれ、そこにスルーパスが出てチャンスになるシーンが多かった。
ファン・デ・ビークに関しては特にこれをやっており、そのために今回特徴的なCFをやっているのだと思う。
それがよくわかるシーンがこちら。
レアル最終ラインに注目していただきたい。ファン・デ・ビークがナチョとヴァランの間に立ち二人をピン止め。また、タディッチはライン間であり、なおかつヴァランとカルバハルの間に立っている。そのためヴァランは二人を見ることになる。ナチョがファン・デ・ビークを見れればいいのだが、この時すでに裏を取られている。ボールサイドのウイングは開き、相手SBをサイドに引っ張る。これによりチャンネルが広がり、そこにファン・デ・ビークが流れることもあった。
逆サイドではウイングが中に入る場面もあるがこのシーンでは大外で待機。理由はおそらくタグリアフィコが高い位置を取っており、カルバハルを引き付けているからであろう。アヤックスの逆サイドウイングは基本的に最後の場面で斜めに抜け出しフィニッシュを狙うという感じ。そして逆サイドのもう一つの役目としてSBを引き付けるという役割がある。引付に関しては、SBでもWGでもいいという感じであろう。
こうしてレアル最終ラインは見事に引き付けられ、裏へのスルーパスを容易に通された。
またアヤックスは足元の技術が高い選手が多く、中盤でもデ・ヨングを筆頭に簡単に狭いところをコンビネーションで打開し前線もタディッチ、ジエフ、ネレスらが連携もとれており、相手をドリブルで抜き去ることもできるのでとても強力であった。
ちなみにこのシーンのその後はデ・ヨングがマズラウィに出し、その後デ・ヨング、シェーネ、ジエフ、マズラウィの四人で、打開し、最後はファン・デ・ビークがナチョの裏に抜け出しフィニッシュ。
目まぐるしいトランジションの連続
この試合はお互いトランジションに意識が高く向けられており、お互いカウンターでの速攻を狙っていた。
成功したのはアヤックスのほうであろう、ネガトラの切り替えがとても速く、失った瞬間にものすごいスピードで囲みに行き、ボールを奪取。奪ったら即カウンターにでるが、ここの切り替えも早くレアル守備陣に対していち早く数的優位を作った。これで得点もとり、決まりはしなかったが、大きなチャンスを何度も作った。ボール保持時にアヤックスは選手間の距離が近く、逆サイドのウイングが中に絞ったりするときもあったので、ネガトラ時に囲むスピードが速いのはそこも要因の一つであろう。おそらくメインの作戦はきれいなパス回しで崩すというより、ここだったと思う。実際支配率ではレアルが上回った。
アヤックスはカウンターを仕掛けられないときのみ持ち前のパスワークで崩しにかかるが、それ以外隙があればとにかく速攻という形だった。
ただ、その中でも前線に高さはなにので浮き球のパスは蹴らず、早いグラウンダーのパスが基本。それもあり速攻により速さが増した。GKからのフィードもライナー性の低めのボールが多かった。
感想
アヤックスを応援していたので僕はうれしいです(笑)
アヤックスがいつもと違う顔を見せてくれたので面白かったです!
やはりアヤックスは個人のクオリティは高い選手多いのですが、それに加えてみんな連携がよく取れていますよね。若手の集団なので難しい面もあるとはおもいますがそこは、さすがテン・ハグ監督といったところですね。
どこと当たるかまだ分かりませんが、ベスト8も楽しみですね!
個人的にはベスト4くらいまで行ってほしいです。
今回はここまでです、ありがとうございました!
もしよろしければ、拡散、感想のほうをよろしくお願いいたします。
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