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初蹴り&マラソン大会

新年最初の記事はうちのチームが毎年恒例の初蹴り&マラソン大会について。このnoteではサッカー指導者視点で日常のことを書き留めているが、今日は父親の立場で書きたいと思う。

家族構成

改めて我が家の家族構成を最初に紹介する。

長男(2014年9月生まれ)

  • カテゴリー:U9(小学3年)

  • 得意なプレー:守備とパス

  • タイプ/性格:真面目。努力家というより練習そのものを楽しむことができることが強み。スプリントより持久力が得意。

次男(2016年6月生まれ)

  • カテゴリー:U7(小学1年)

  • 得意なプレー:シュート

  • タイプ/性格:自由奔放。要領がよく「練習」より「試合」、「守り」より「攻め」を好む分かりやすい性格。マラソンとかリフティングとか何故か最初から上手くやるタイプだ。(年の近い兄の恩恵でもあると思う。)

三男(2019年9月生まれ)

  • カテゴリー:U4(年少)

  • 得意なプレー:未知

  • 性格:the末っ子愛されキャラ。兄たちよりも早い年少でサッカーチームに所属してサッカーをはじめるが、サッカー熱はそれほど高くない。

マラソン大会の結果と考察

三男:4位/4人中

結果は4位(=最下位)と残念であったが、彼にとって一つの転記となる出来事があった。
おれ、マラソン大会で勝ちたい。」と本人から勝利への意欲を意思表示してきたことだ。
前を行く長男、次男に比べてサッカーや勝負に対する熱意が高くない三男が親が質問したわけでもなく、意思を出したのは初めてのこと。
勝ちたいと思わないと、負けた時の悔しさも生まれないし、悔しさがないと努力のきっかけも生まれない。
まだまだ4歳でポテンシャルしかないこの年に、気持ちの変化が生まれたことは喜ばしいことだ。
他のコーチが撮ってくれた動画を見ると、途中で躓く場面もあったが最後まで走り切って初蹴りも楽しくサッカーをする姿に大きな成長を感じた。

次男:2位/8人

練習をストイックにやるタイプではないが、2年連続でマラソン大会1位で今年は3連覇をかけた大会。
帰省中に珍しく自分から練習すると言って、父、兄と一緒に複数回練習。(彼は兄同様に『練習やトレーニングにいく?』と声をかけてもほとんどの確率で『行かない。』というタイプでこれも父や兄としては少し驚きである。)
当日午前中に行った床屋さんのおじさんにも自ら、今日はサッカーチームのマラソン大会があり、自分は3連覇を狙っていることを話していたし、家のホワイトボードにも目標=優勝と宣言していた。
ところが、今年は折り返し地点で2位、後半を巻き返しを狙うも、1位の選手に届かず最後も2位でゴール。
本人も悔しかったようだが、まだ次男は7歳=小学1年生だ。
ずっとトップで勝ち続ける人生というのはありえないことで、今回の負けを意義ある負けにするかどうかは自分次第なわけで、次男の反発力に期待したいところだ。

長男:2位

持久走を得意とする長男。年末年始に帰省中は、3kmのラン×3回こなしたり朝食前にサッカーの朝練(1/6(土)に大事な大会も控えている)したり、相変わらず練習を厭わず楽しむ男。
前日も帰省から自宅に戻り次第、本番のコースを試走してこれで万全の準備で大会当日を迎えた。
本人曰く目標は2~3位。(1年の時の3位が彼の最高順位。)
毎年上位に食い込むメンバーが不運にも体調不良で欠席となったが、他の子の実力からするとかなり高めのハードル設定というのが父でありコーチである私の目測。冷静で現実主義な彼らしい目標設定だ。
さて、順位はというと折り返し地点で2位、本人的には後半、1位を狙える距離と体力が残っていると言っていたが、結果は惜しくも2位でゴール。
ちなみに、優勝した子は3連覇。短距離も長距離もどっちも速くて、うちの息子からするとライバルにもなれないと思っていた子であるが、ゴール時の距離的にもほんのわずかだった。
同じ2位でも1位を狙えた2位で本人も相当な手応えがあり、この結果が嬉しかったようだ。(2~3位という本人の目標も達成!)

まとめ

3兄弟でマラソン大会を走るのは今回がはじめてであったが、大会に至るまでのプロセスや結果は3兄弟それぞれのストーリーがあり私としても非常に成長を感じるよい1日だった。切磋琢磨というキーワードを2つの視点で振り返りたい。

兄弟間の切磋琢磨

三男が自ら勝ちたいと発言したことは、少なからず優勝もしくは優勝争いをする兄たちの影響があったと思う。
優勝や三連覇を公言する次男、トレーニングを楽しむ長男を見て、それが三男にとってかっこよく映ったのだろう。
3兄弟で切磋琢磨しながら強く逞しく育って欲しいことを切に願っている中で3人がとても頼もしく感じた。
これはサッカーがうまくなるとかマラソンで1位をとるとかよりも圧倒的に大事な真理だ。
父の立場でもコーチの立場でも、私は子どもの自発性を引き出すことを指導における最優先事項と位置付けている。
3兄弟に練習を強要することはしないし、「負けて悔しくないの?」など答えを強要するような質問をしないのは子どもの意思や内発的動機で行動をして欲しいからだ。

チームメイトとの切磋琢磨

長男と次男は2位だったけど、1位をとった仲間をリスペクトしていたし、悔しさをもちつつ、1位をとりたい意欲、自分自身を成長させたい意欲を増幅していたと思う。
これは、切磋琢磨できる素晴らしいチームの仲間が引き出してくれたものだ。
マラソン大会は一つのイベントであるが、3兄弟はそれぞれあと3ヶ月で進級する中で、仲間と切磋琢磨して自分自身とチームの成長を両輪で前進して欲しい。

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