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プレミアリーグ第16節リヴァプール対サウサンプトン

まずは、両チームのスタメンはこちら

欠場者
リヴァプール:ヘンダーソン、コナテ、ディアス、ジョタ、ジョーンズ、マティプ、アルトゥール、ケイタ
サウサンプトン:リブラメント、カイルウォーカーピーターズ、ラリオス

リヴァプール

今節、第11節対シティ戦で退席処分となったクロップがベンチに入れず、スタンドからとなったため、アシスタントのリンダースがベンチでは指揮をとることとなった。
今節は前節からの怪我人に加え、ヘンダーソン、コナテ、ジョーンズもベンチから外れており、FA杯で印象を与えたベン・ドークという若手がベンチに入った。
FA杯では苦戦をしたが、前節アウェーでリーグ戦初勝利をあげた勢いのままに今節も勝利を掴みたい所だ。

システムとしては最近良く使っている中盤がダイヤモンド型の4-4-2でスタート。
まずはビルドアップの形から見ていくと、中盤の底にいるファビーニョが中央もしくはやや右側に降りて来るというのが基本だが、左IHのチアゴもSBとCB間に降りサポート。チアゴが降りてきた場合にはファビーニョは少し位置を上げる。このようにしてビルドアップを行っていた。
幅は右はエリオットが張り出し、左はロバートソンが高い位置を取っていた。

2トップの起点作り

この試合前2枚動きが前節とはまた違いとても面白かった。どういうことかと言うと、カウンターの際は必ずともいっていいほど相手の3CBとWBの選手の間の裏のスペースを突き続けていたということだ。また、カウンターだけでなくとも常にスペースがあれば狙っていた。
そしてそれを片方のFWだけでなく、もう片方のFWも同時に行うため、相手のディフェンスラインは混乱を起こし、チャンスが生まれた。
実際先制点の起点となったフリーキックもサラーがそこを狙いランニングを行い、ファールを貰ったところのフリーキックからだった。

フリーポジションのフィルミーノ

フィルミーノは基本的に2トップの下で構える感じではなく、色々なところに動き、ボールを受けていた。
相手がついてくると、フィルミーノが空けたところに他の選手が入ってきてフリーで受けれたり、相手がついてこなければフィルミーノがフリーでボールを受けれ、チャンスメイクを行ったりとしていた。
3点目のゴールもフィルミーノが左IHのようなところに降りてきてフリーで前を向けたことで得点に繋がった。

守備時はこのシステムを使うときに行っている形のフィルミーノが少し前に上がってきて行う4-3-3からヌニェスが左SH,エリオットが右SHに入る4-4-2の形へと移行していた。
4-3-3のときは相手の3バックに対して両WGも外を切りながらのプレスをかけ、真ん中のフィルミーノは降りてくるアンカーを消しながらプレスをかけていた。

サウサンプトン

一方アウェーサウサンプトンは、前節終了後ハーゼンヒュットルが解任され、2部のルートンタウンからネイサン・ジョーンズを新監督として迎え、初陣となる。
しかし、ミッドウィークにもFA杯があり、あまり練習をできておらずそこがどう影響をするか。
負傷離脱をしていたラヴィアが前節からから復帰しており、今回の試合では先発復帰とプラスな面もある。

ビルドアップの形としては、3バックとアンカーのラヴィアを残し、WBが高い位置をとり、IHも高い位置をとっていたので、実質4トップのような形になっていた。
そして、アンカーのラヴィアと3バックでひし形を作り、うまく前進の形をつくった。
58分からは4-3-3のような形にし、前線の枚数を増やし、攻撃をしていた。

守備時は右サイドのエルユヌシは相手の左SBのところまで出て行き、プレスをかけるが、逆サイドのWBのペローはリヴァプールの右IHが幅を取るため、SBのところまで出ることができない。そのため、中盤がスライドし、プレスをかけていた。
また、降りる選手に対しては、中盤の選手がついていって前を向かせないようにしていた。しかし、その分スペースは生まれていた。
4-3-3にしてからは4-4-2にしてから前からプレスをかける際はプレスをかけていた。

まとめ

W杯前の試合を勝利で終えたリヴァプールはこの期間で怪我人も何人か返ってくるだろし、W杯に出場しない選手も他のBIG6に比べると少ないと思うので、そこで調整をし、巻き返しをはかってほしいと思う。
サウサンプトンは新監督となり、この期間できちんと準備ができると思うので準備して巻き返していきたいところだ。

試合結果

2022.11.13リヴァプール3-1サウサンプトン
[得点者]リヴァプール:フィルミーノ(6')、ヌニェス(21',42')サウサンプトン:チェ・アダムズ(9')
[交代]リヴァプール:68’エリオット→ミルナー、75'フィルミーノ→チェンバレン、86'ロバートソン→ツミカス、ヌニェス→カルヴァーリョ、アーノルド→フィリップスサウサンプトン:59’S・アームストロング→ウォルコット、A・アームストロング→エドジー、チャレタ=ツァル→メイトランド・ナイルズ、72'ベラ=コチャプ→リャンコ、82’ラヴィア→アリボ


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