「オペラ座の怪人」;出来るだけあなたに伝わるように書く感想文<47>
「オペラ座の怪人」(オペラ/2024/@KAAT 神奈川芸術劇場)
劇団四季主催の公演。
8月までのロング公演がなされている。
自分のお金で行くミュージカルはこれが初めてだった。
感想だけ言うと非常に良かった。
右の席に座った女の子2人組はどうやら音大生だったみたいで、音楽に対しそれなりの造詣があったようだが残念ながら僕には皆無。それでも十分楽しかったので今回は良しとしよう。
ミュージカルというか文化作品において改めて認識したことが一つある。
それはその作品のストーリーにあった演出方法があるということ。これの失敗例はわかりやすい。漫画の実写化で振るわなかったパターンだ。
オペラ座の怪人はまさにミュージカルで見るべき作品なんだと感じた。映画版のほうができる演出は多いし、幅を持たせることが可能な解釈を観客に与えることも出来る。それでもオペラで見る価値があった。生の声なんてそんな安い話ではなく、雰囲気と答えるほかないのが口惜しい。この作品を見られたことを非常に幸運に感じる。
このいわゆる劇中劇という構造もミュージカルで見るべきだと考える理由の一つなのかもしれない。「映画の中でのオペラ」よりもテーマとして面白いのかと思う。
一番最初の小道具がすべてフリになっていること、シャンデリアの演出。まったくの門外漢は圧倒されるばかりだった。。
また行く、パリオペラ座で
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