「視線は人を殺すか 小説論11講」;出来るだけ他者に伝わるように書く感想文㉕
「視線は人を殺すか 小説論11講」(論説/2007)
廣野由美子さんによる、小説を「視線」から考える論説。人間の視線がどのようなものであるのか、ということを名作と呼ばれる小説を各辺の題材に取り、小説内で視線がどのような役割を果たしているのかということを詳説していく。
題材が諸外国の名作から日本の作品まで取り扱われており、私はすべての作品を読んだことは無かった。しかしすべての作品のあらすじや登場人物の関係性が概説た後に、視線についての説明が加えられていくため前提知識はこの