口内炎と鼻詰まり

わざわざ改めていうほどのことでもないのかもしれないが、口内炎と鼻詰まりは本当に厄介である。

口の中を噛んだ時には、「畜生」と心の中で叫んでいる。漢字の方で叫んでいる。
たちが悪いのが、一度噛んだところは腫れてより噛み易くなっているという点である。2回目噛もうものなら、「goddamn」案件だ。こちらは英語の発音のscream inside my heart。
もっとたちが悪いのは、口の中を噛む場所は、口の中に入れた食べ物に触れやすい場所にあるという点である。

口の中を噛んだら最後、明日からの数週間の日々が憂鬱になる。
口の中を噛んだ時のあの、時が止まる感覚がわかるだろうか。あの、コンマ何秒かの中で数週間の時に思いを馳せる。そして、心の中心で「畜生」を叫ぶ。

鼻詰まりになったら、数週間の味覚と嗅覚を失うことになる。
もっとも重大なことが、呼吸ができなくなることだろう。
この前、愛用の点鼻薬が底を尽きた。数年間共にしてきた相棒に別れを告げる時のあの悲しみがわかるだろうか。次、いつ鼻詰まりになるか怖くてたまらない。

だからこそ、口内炎と鼻詰まりが治った後の全能感がたまらない。

これ以上の快感を知っているのであれば是非ともご教授願いたい。

こうしているうちにも唇付近の口内炎がニョキニョキ成長中。