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Photo by
daraz
その先にあるもの
つい2日ほど前の話。
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その日は、朝から仕事に行けるだけで自分を褒めたい日だったのに、そうは思えない状況になってしまった。
ふとしたことから、仕事中に感情を抑えきれなくなり、トイレに入った途端、堰を切るように涙があふれてきた。今まで抑えていたものが抑えきれなくなった。
仕事場へ戻ろうにもそれを遮るかのように涙が出てくる…
「なんでここまで言われなきゃいけないの。。。」
…と
30分ほどこもり、心配した年下のスタッフがトイレまで迎えに来てくれ、その優しさにまた涙がポロポロと。
仕事中へ戻っても、先輩の顔を見た途端、心配してくれたことに感謝を感じ、涙が出てきた。
その後、涙ながらに自分の気持ちを赤裸々に先輩やシェフに話した。
(ありがたいことに駆け寄ってきてくれたから話しやすかった…)
話せて、ちょっとすっきりした気持ちになれたし、理解してくれる人がいるとわかったのでとても安心できた。
今の現状を踏まえて、どうしたら良いか解決策も見出してもらえた。
自分だけで解決なんてできなかったから、味方がいるとわかるだけで相談に乗ってくれるだけで嬉しかった。
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それから、ちょっと経って、鼻歌を歌えるほどまで回復した。
「鼻歌を歌う」って、たったそれだけのことだけど、呼吸をするかのように泣いていた日々から考えると大きな進歩だ。
まだ状況は大きく変わってないけど、現状を知っている人がいるだけでそれだけで大きな進歩だろう。
朧月は、翌日はきれいに輝いているように、よくないことは長くは続かない。(はず)
きっと好転していく。
それが、スピードが速いかゆっくりか、なだけで。
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