格好いい親子

この間、購入したエアコン取付工事がさっき終わった。

大手電機屋の委託業者の方、2人来てくれた。
70歳のオジサンと38歳の息子さん。2人は親子。

工事費用の見積もりにも来ていとので、会うのは今日で2回目。

見積もりの日、室外機の設置場所の確認をしながら、ブロックが必要との話になり、私がホームセンターで購入して準備しておくこととなった。

だがその後、見積もりを書いてる途中オジサンが、
『車で行くの?え、バス?重いから、俺が個人的に立替て買っとくよ。電機屋経由で買うと高いからね~』

と、何と紳士な…


いざエアコン取付工事の日。

室内の作業中に心地良いお喋りをしてくれたり、気さくなオジサン。

2時間位の取付工事を終え、そしてお支払い。

なんとオジサマ、ブロック代の¥500を個人的に奢ってくれたのだ。
『優しいお嬢さんだから、ブロック代はいらないよ』と。

私は優しい言動をしたつもりはなく、お喋りしかしていないのだが。

父親くらいの歳のオジサンの優しさに、心が温かくなった。

何だか父にも会いたくなった。

このご時世、お茶を出すのも迷惑と思い、最近は業者さんに飲物代を渡しているのだが、オジサンは…

『サービスした意味ないでしょ~。気持ちだけ受け取るよ!ありがとう。お嬢さんがそれで好きなの飲みなさい。』
そう笑顔で言ってくれた。

人の温かさを感じた。

部屋に通じる階段に、車椅子を置いてあるのだが、オジサンからは一切触れず。
でもさり気なく優しく親切にしてくれた。
(私は聞かれても平気なタイプだが)


息子さんとの連携の取れた作業も素晴らしくて、2時間があっという間に感じた。

何となくだがオジサンと息子さん、師弟関係にも見えた。

室内は父親、外は息子、説明や書類等は父親、息子は必要以外あまり話さず助手に徹する。
父親を立てつつも、高齢な父親への思いやりを感じた。

とても格好いい親子だったなぁ。


オジサン、息子さん、ありがとう。
エアコン、大切に使わせて頂きます。





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