会社の目的はチャリンチャリンとお金を増やすこと
今日は申し訳ありませんが『改善を成功に導くカギ その弐の三』ではありません。
資料等をまとめている最中なので、今しばらくお待ちいただければと思います。
さて、今夢中になって読んでいる本があります。
こちらの本なのですが、帯にすごいことが書いてあります。
会社のゴールは、コスト削減でも改善でもない
より多くのお金を儲けることである。
改善に従事する者としては「え〜っ!?」って感じになりかねませんが、TOCを学び始めてからは、コストダウンよりもチャリンチャリンとお金を増やすことが改善の目的だと思うようになりました。
コストダウンは儲からない
改善に従事する者がこんなことを言ってしまうのはどうかと思うのですが、ハッキリ言って改善でどれだけコストダウンをしても、会社は儲かりはしません。
コストダウンは突き詰めれば『ムダの排除』なので、ムダに使っているお金を節約するだけです。
お金をどれだけ節約しても、入ってくるお金の量は変わりませんから、会社が儲かることはありません。
言ってることが極論であることは理解しています。
でもコレは紛れもない事実です。
そして、多くの人がこの事実から目を背けているのです。
コストダウンをしても財務三票には載らない
財務三票というものがあります。
財務三票とは、【貸借対照表】【損益計算書】【キャッシュフロー計算書】の三つです。
財務諸表と呼ばれる決算書の中で、最も重要なこの3つを、財務三票と呼びますが、この中にコストダウンの額を記載する欄はありません。
だからと言って、コストダウンが会社の利益に直接結びつかないと言っているわけではありません。
でも、どれだけコストダウンしようが、それが財務三票に記載されることはなく、コストダウンが会社の利益に寄与していると言う事実は、確認できないのです。
財務に時間という概念を加えたのがスループット
ゴールドラット博士は【ザ・ゴール】の中で、スループットをこう説明しています。
「スループットとは、販売を通じてお金を作り出す割合(レート)のことだ」
このレートというのは、速度のことだと思ってください。
つまり、自分たちの会社はどのくらいの速度でお金を生み出すのか? ということを現したものがスループットになります。
例えば、決算書の利益が1,000万円だとしたら、その会社は1年間に1,000万円を生み出す、Cash Machineであると言い換えることが出来ます。
ではお金を生み出す速度が、半年で1,000万円になったらどうでしょう。
その半分の3ヶ月で1,000万円になったら?
1ヶ月で1,000万円になったら?
とてつもなく、スゴいことではないでしょうか?
会社がお金を生み出すのに、どれだけの時間がかかるのか?
逆に単位時間あたり、どれだけのお金を生み出せるのか?
それがスループットの考え方であり、上の【ゴールドラット博士のコストに縛られるな!】に書かれていることなのです。
今分かっているのはここまで(汗)
ただ、本当に申し訳ないのですが、今私が理解しているのはここまでです。
本は、その後を読み進めているのですが、説明できるほどに理解が出来ていません。
色々と実例や、題材が本の中に書かれているのですが、そこの理解が追いついていません。
本当に、自分の頭の悪さに頭を抱える毎日です。
ただ、先ほどお伝えした、「単位時間あたりにどれだけのお金を生み出すのか?】という考え方は、今までのコストの考え方とは全く違うものだと言うことは、理解していただけると思います。
それに今私が目指している改善は、コストダウンが目的ではなく、スループットの向上が目標・目的になっています。
単位時間あたりのお金を生み出す速度を上げて、チャリンチャリンとお金が入ってくる改善を目指しています。
この改善は、財務三票にも記載されます。
そして本当に、チャリンチャリンとお金を増やせれば、きっと自分にも返ってくると信じて、今後の活動を続けていきたいと思っています。