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心に留まったこと、気になったこと、これからよく知りたいこと、気づいたこと、アイディアなどをメモしておくノート。ちゃんとまとめようとか、うまいこと書こうとか、考えずにいきます。 …
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記事一覧

自治体のプラスチック対策

次か、またその次の審議会のためにリサーチ中。 鎌倉市 2018年9月、「かまくらプラごみゼロ宣言」。 マイバッグ、マイボトル、マイ箸推進活動など、既存の取り組みに加えて、 プラスチック製ストローの利用廃止や市役所の自販機でのペットボトル飲 料の販売を極力廃止するなど、神奈川県と歩調を合わせながら新たな取り 組みを検討し実施。 市がイベントの後援・共催する条件として「環境に配慮した事業であること」を定めている。具体的には、「飲食を提供する場合は、使い捨てのプラスチック容器

51%紙なら紙マークをつけてよいのか、リサイクルを阻害するにもかかわらず紙マークをつけてよいのか

和久傳の菓子「西湖」を友人からいただく。 いかにも涼しげで、とてもおいしいお菓子だと思います。 しかし。 個包装に紙マークが印刷されており、「この袋は紙としてお取り扱い頂けます」とも記載されている。 が、みたところ、触ったところ、破ってみたところ、その内側はどう考えてもプラスチック。調べてみると、王子グループの王子エフテックス株式会社の製品で、「紙製バリア素材『シルビオクリア』」というものらしい。和久傳に採用された旨、プレスリリースを出している。 どのようなものかといえ

第六次環境基本計画、環境白書

5/21に「第六次環境基本計画」が閣議決定された。 「本計画は強い「危機感」に基づいている。」 との出だし。あらゆる要素を盛り込み、ホットなワードもふんだんに使い、すばらしい計画のように思えるのだが、具体的には?実際やってることと整合しているのか?という部分がなんともはや。ギャップが大きすぎる。 例によって決定直前にパブコメの期間があったよう。そして386の意見が寄せられたという。(ひとつひとつに~的確な意見から、ピントはずれの意見など対して返答をするのだから、官僚の人た

JCIウェビナー「日本のエネルギー政策はどうあるべきか:1.5度目標を実現するエネルギーシナリオとは」

インプットの多いウェビナーだった。途中からしか聞けなかったので、録画が公開されたらもういちど聞くつもり。少しずつメモ。 hard low / soft low SCOPE 1, 2, 3

パブリックコメント/市民意見聴取プロセス

パブコメについて勉強中。 日本では行政手続法導入によって制度化。米国の制度を範としているとのこと。 しかしアリバイ的に行われるだけで、「ガス抜き」にさえなっていないとの指摘も多い。 そんななか、尼崎市の「市民聴取プロセス」はちょっと違うらしい。 このQ&Aが少しわかりやすい。 こんな団体もある。

『土を育てる 自然をよみがえらせる土壌革命』(ゲイブ・ブラウン著)から

ようやく読了。むちゃくちゃおもしろかった。ただ全部理解しきれてるかは怪しい。何度か読みたい。以下、印象に強く残っているところをメモ。(引用が長すぎで申し訳ない) 土の健康の5原則 1)土をかき乱さない 2)土を覆う 3)多様性を高める 4)土のなかに「生きた根」を保つ 5)動物を組み込む One more thing… 6)背景の原則 それなりに長く野菜を育てていて、不耕起に影響を受けて参考にしていた。ただ、この中で一番わかっていなかったことは、4)土のなかに「生き

ゲイブ・ブラウン氏について

ジーンズのオーバーオールがキュートすぎる。 朝日新聞社の石井徹氏の記事も要チェック。 彼とは関係ないようだけど、この映画も観たいと思っているのだった。小さな上映会をしよう。

世界の一人あたりのごみ量

フランス政府のプラスチック対策の勢いがすごい。 そんなことでもろもろ資料を調べるなかで、半年ほど前のレポート「フランス自治体の“ごみゼロ”への挑戦」に目を通す。2030年の一人当りの年間ごみ量の目標が「500kg」とあり、なんですって?となった。 2021年度の京都市の一人一日当たりのごみ量(家庭ごみと事業ごみを合わせた合計)は758g。一年だと277kgだ。おっと、そんなところからのスタートでしたか、フランスよ…。だいぶ誤解してた。ちなみに世界的にみても、日本はかなり少ない

ヒエラルキーアプローチ

カーボンクレジットをテーマにしたWWFの企業向けのウェビナーで「緩和のヒエラルキー」の解説があった。 資料:https://www.wwf.or.jp/activities/data/20221003Konishi.pdf 企業が「脱炭素、やってます」と主張する場合には、 1)科学に沿った削減経路の目標を設定する 2)自らのエネルギー消費を削減する 3)脱炭素・低炭素エネルギーへの代替 ここまでやったうえで、どうしようもない部分を 4)補償する(オフセット含む) に進む。

梶田真章氏のことばから

すべてを電化せよ!

示唆に富んだ本。以下で訳者あとがきを読むことができる。とても面白い。 ここにもあげられているとおり、アメリカのエネルギーフロー全体を見せたサンキー図は衝撃的だった。こんなふうにエネルギーの流れをすべて俯瞰できるなんて! 著者はジョー・バイデンの気候アドバイザーとして実際に政策に影響を与えたという実績をもつ人物なのだが、訳者は彼を「変人」という。 興味深し。Google翻訳に頼って、いろいろ読み進めたい。

廃棄物処理業者、ナカダイ。

ナカダイについては、さまざまなメディアで紹介がある。NHKのページはよくまとまっているし、この記事もいい。以下動画はタイトルから感じる期待以上に、内容が踏み込んでいて興味深し。 ナカダイが2020年に出している「NAKADAI & MONOFACTORY Handbook 2020」が気になる。読みたい…。

行けよ、学校

無暖房の家、すごい

上記内閣府のサイトに掲載されている前真之先生の資料から。 外気温が0℃以下にもなっているのに、暖房のないトイレの気温が20℃前後をずっと保っていることがびっくり。これが「HEAT20」の家なのだろうか。 先日行った勉強会で、4つの家の室温の変化を測ってみた。 その結果とレベルが違う。