「これはあかん」と思うタスクシュートについて。

 最近は、タスクシュートに関する記事などが増えてきたように思います。それで、多くの記事はタスクシュートの良いところ、こうすれば便利などの使い方について紹介されています。
 今日はそういった良い面とは真逆の悪い面、というか「これはあかんやろ」と思う点について考えてみたいと思います。

 タスクシュートは「プラン(計画)」を作成して「1分着手」することで「できた」を実感することをメインとして、開始することに主眼を置いています。しかし、開始したはいいけれど、いくら集中しても進まない、終わらない、と言うことはあることでしょう。ようは、「終わらせること」に重点を置く場合には、ちょっと向いていない・・・・と思われます。
 だから、会社の仕事などで「いつ終わる?」などと急かされても、「いついつまでに終わらせられます」と言い切れないところがあります。そもそも、そのように聞いてくる人というのは、タスクシュートのことは知らないか、逆算思考しかしたことがないか、目の前の期限や費用のことしか頭にないのだと思います。
 そのような場合は、いくらタスクシュートを活用して順算思考で・・・と言ったところで、フォローがキツくなったりするのがオチです。
 すでに進んでいるプロジェクトに対しては、無理してタスクシュートを適用するのではなく、プロジェクトの中で適用されているメソッドの方を利用して対処するしかない、と思います。
 逆に、プロジェクトが始まったばかりだとか、区切りよい状況になった時には、思い切ってタスクシュートを導入することを周囲の人に進言したり、自分で実践して周囲を巻き込んでみるのもよいと思います。

 今回は、主に会社など仕事としての例を挙げてみましたが、それ以外にも家事や
プライベートでも似たようなことはあると思います。その時は、何が自分に必要か、何をすれば自分が快適で幸せな時間を過ごせるのか、ということに立ち戻って考えてみると、見えてくるものがあるのではないでしょうか。

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