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夢食堂マルシェin北海道

北海道の遠軽町にて、「夢食堂マルシェ」という企画が実施されました!

大嶋啓介さんの講演とセットで企画され、さまざまなブースが出展される中、子どもたちは当日足を運んだ来場客が購入した夢チケットで、それぞれのサービスを受けられる仕組みです。

今回は「夢チケット体験」ということで行ったので、普段飲食店さんが取り組んでいる活動とは、スキームにアレンジが加えられました。

例えば、今回は食べ物だけでなく、ネイルサロンのブースでも夢チケットを使えたり、高校生以下が対象になっていたり、子どもたちは一人で何枚も支えたり、などなどです。この辺りのやり方は、普段お店で実施されているものとは違っています。

今回残したかったのは、「大人が200円を払って買った夢チケットが、子どもの食事や経験になる」ということを体感していただくことでした。

ですから、「子どもが対象になっていること」だったり「一枚200円」で運用していることだったりは、統一させて頂きました。

とはいっても、今回のイベント主催者は僕たちではなく、地元遠軽のまーちゃんやちひろさんだったので、彼女らの意向をできる限り汲み取る形で、ほとんど実施の形態についてはお任せするようにしています。

結果としては、とても盛況していたように思います。

ものすごいたくさんの夢チケットが、循環していきました。

一つ気づきとしてあったのは、夢チケットの支援と利用のバランスが、いつもとは真逆だったということです。

お店が導入するときにはたいてい、夢チケットの支援が利用する子どもの数を上回ります。ですから、夢チケットがボードからなくなるということは、今までどの店舗でもありませんでした。

それが、今回のマルシェでは、逆に子どもたちの利用が殺到し、夢チケットがボードから無くなるということが、しばしば起こりました。

この現象からは、とても気づきと学びが大きかったように思います。

例えば、普段お店が導入している時点では、スタッフさんからお客さまに夢チケットの趣旨が伝えられます。すると支払う側にとって、チケットを買う理由が割と明確だし、買いたいと思う気持ちになりやすくなると思われます。

一方で子どもたちの側からすると、お店のドアを開けて中に入り、チケットを手にするのが、意外とハードル高かったりもします。

それで「夢チケットが集まり、利用は比較的少ない」という現象が至る所で起きています。

それに対して、今回のマルシェ企画では、子どもたちは周りの子もみんな使っているし、無料で楽しめるから親御さんも薦めるし、どんどん使っていきました。

逆に夢チケットを寄付する側の立場になってみると、それを購入する動機が若干分かりにくくなっていたかもしれません。普段であれば、「困っている子がいるんだったらその時はこのお店においで」となるんですが、今回でいえば、「みんな親御さんと楽しそうにしているし、困っていなさそう」に見えていた部分もあったのかもです。

結果的に「夢チケットが支援されたらたちまち子どもたちが利用し尽くす」という現象が起きました。

このようにして、実際に経験体験したことが、どんどんノウハウとして溜まっていくんだと思います。

今回は本当に楽しく、いい勉強をさせて頂きました!イベントとしては大盛況の大成功だったと思います!

今回企画してくれた遠軽講演実行委員の皆様、本当にありがとうございました!!!


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