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誰でも利用できるから届く

今日は、夢チケットを使用できる子どもの区別・判別に関して、我々本部の考えを共有したいなと思います。

フードリボンのお店で夢チケットを使用できる子ども達は、年齢制限を除いては区別されず、原則として誰でも使用することができます。

年齢制限というのは、中学生以下、小学生以下、といった具合です。フードリボンプロジェクトは中学生以下を対象とした活動ですが、お店ごとに地域性や業態なども考慮すると、小学生以下に限定した方が良さそうなケースもあります。

この辺りの判断は、お店側にお任せしています。我々もお店から相談があればいくらでも対応しますし、経験則に基づいて最適と思われるやり方を提案させて頂いております。

ちなみに、なぜプロジェクトは中学生以下を対象としているのかというと、高校生以上になれば、バイトなどを通じて経済的な課題を克服するための努力を自分でできるようになるとの考えからです。

中学生以下は働くことができないので、仮に経済的に苦しい生活をしていたとしても、どうにならずなす術もない、という状況があります。それは何とかして、我々の取り組みによって食事の場や駆け込める居場所を用意したいなと考えています。


子ども達に年齢の制限をつける一方で、夢チケットを利用できるのは、貧困の子どもに限った話ではありません。

対象年齢に該当する子どもであれば、誰でも利用することができます。経済的な事情などで区別するようなことも、ありません。

これに対して、「貧困の子達だけに届けるものでなくていいのか?」」と指摘を受けることもありますが、本部なりの理由がございます。

我々が本来意図している趣旨としては、確かに貧困などの理由から、食事もまともに食べられていない生活をしている子ども達だったり、家庭の状況などから、寂しい思いをして過ごしている子ども達が、少しでも安心して生活できるように、というものです。

夢チケットによる食事の提供も、困っている子・必要としている子に届けたいという思いでやらせて頂いています。

ただし、仮に「貧困の子限定」としてしまったら、逆に貧困の子が来れなくなってしまうというのがあります。それを利用することが、貧困のレッテル貼りになってしまうからです。

そうではなく、誰でも使用できるスキームだからこそ、周りに紛れ込んで、本当に必要にしている子達にも届けることができるだろうと考えています。

また、来た子ども達の判別をしようとしても、判別のしようがない、というのも事実です。一人ひとりに家庭環境を質問するわけにもいかないですし、、、。

そんなわけで、フードリボンのお店では、来た子どもはみんな受け入れるスタンスで取り組んでいます。

そこで大事なのはお客様とのコミュニケーション。きちんと趣旨をお伝えしていけるように、張り紙などを通じて夢チケットの使われ方を説明できるよう、取り組んでまいります。

今日は以上です。

ありがとうございました。



【追伸】

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