子どもたちのことを忘れない
おはようございます☀️ 加藤紘章です。
飲食店でお客様が1個200円で購入するリボンをを使って、子どもたちがいつでも安心してご飯を食べられる場を全国に広める活動「フードリボンプロジェクト」の事務局をしています。
今日は「子どもたちの目線を忘れない」というテーマで記事を書きたいなと思います。
先に一つお知らせをさせてください。
本部は今年、全国50ヶ所を回って各地域の飲食店さんや住民の方々に向けて、フードリボンの普及を呼びかけていきます。ぜひ、一人でも多くの方にご参加いただきたいです。また、ボランティアスタッフも募集しています。
ぜひ、下記のフォームからお申し込みをお待ちしています。
子どもたちと触れ合って
先日、久しぶりに子どもたちと直接触れ合う機会がありました。
僕が住んでいる埼玉県の子ども食堂では、今はお弁当配布が主流になっています。元々はみんなで食卓を囲んで、大人も子どもも一緒にコミュニケーションを取るスタイルでどこも開催されていたようですが、この2年間は3密の回避ということで、やり方も変わってきています。
中には今も会食スタイルでやっているところもありますが、僕が見た限りでは、全体の1割にも満たない数です。それぞれの子ども食堂さんで、実現可能な手段をお選びになっています。
そんなわけで、子ども食堂に参加させて頂くときのコミュニケーションは、お弁当配布時に一声二声かける程度になることが多いです。
それでも、これからは少しずつ会食スタイルに戻していく子ども食堂が、増えてくるのではないかと思っています。時代の風潮がこれからどうなるか分かりませんが、少なくとも1年前よりは外に出て活動しやすい雰囲気にはなってきているように感じます。
絶対に忘れない
改めて子どもたちと接すると、「この子たちのことを忘れちゃいけないな」と強く思いました。子どもたちの様子を観察していると、とても楽しそうにキャッキャとはしゃいでいることが多いです。みんなが仲良く、年上の子は年下の子を気づかい、面倒を見ていたりする姿をみると、頼もしさを感じてやまないです。
元気で明るい頼れる彼ら彼女らですが、実は壮絶な境遇のただ中で生活していることを、後から聞かされることがあります。基本的に、見るからに支援の必要性を感じ取れる子どもたちは、多くないようです。子どもたちは自分が置かれた境遇を大人に話したりしないし、それが気づかれるような様子も見せたりしないものです。
僕が今まで出会ってきた子ども食堂関係者の方々によると、子どもたちは本当に信頼のおける大人にだけ、初めて自己開示するようになるといいます。
「来ている子どもが本当に助けを必要している子なのか分からない」という声は、我々と共に活動しているお店からも頂きますし、多くの子ども食堂に携わる方々からも出てくるそうです。
そんな問いに対して、千葉県を代表する子ども食堂主催者の高橋亮さんはとても参考になるお話しをしてくださりました。
「自分達が子どもから信頼されるにふさわしい大人であるかどうかなんです」
先日は久しぶりに子どもたちと接して、中には大変な環境で日々生活している子たちもそこにはいて、改めてフードリボンという取り組みは、彼ら・彼女らのことを忘れてはいけないなと思いました。
温かみが充満する社会
普段、本部での通常業務だけをやっていても、子どもたちと触れ合う機会はほとんどありません。やはり積極的に、自ら足を動かして現場に行くことが大切だなと感じます。
これから全国行脚が始まれば、予定の調整はより大変になるかもしれませんが、これからも継続して地域の子ども食堂には足を運んでいこうと思います。
また、本部でお店を構えたり、本部で子ども食堂を実施したりする動きも大切になってくるだろうなと思いました。お店に関しては前々から構想はあって、今は物件探し中です。じっくり進めていくつもりですが、待ち遠しいですね。
僕たちは、困ったときは頼れる場所がある、頼れる人がいる、ということが特別なことではなくて、当たり前のものにしていきたいと思っています。どんな子も取りこぼすことなく、地域とのつながりを感じながら、温もりや思いやり、愛情が充満した社会で育っていくように。
今日は以上です。
ありがとうございました!
【追伸】
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