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イメージ戦略を活用したフードデリバリーの効率的な集客方法

感染対策、外出自粛…飲食業界は大きな打撃を受けています。

東京商工リサーチでは、昨年2021年度「飲食業」の倒産(負債1,000万以上クラス)612件。2016年度以来の5年ぶり。感染影響での倒産は309件。3月21日、新型コロナ感染拡大…まん延防止等重点措置が全面解除されたが、営業制限の長期化やコロナ禍での生活様式の変化で、飲食店の置かれた状況は依然として厳しい。また、コロナ禍で家飲みなどの新たな生活様式が定着し、在宅勤務・テレワークを継続する企業も多く、コロナ以前の業況に戻るにはまだまだ、難しいとされています。



しかし、今後の生活者の社会情勢を見ると…

  • 習慣化された外出自粛

  • 外出できない子育て世帯の増加

  • 高齢者・単身世帯の増加

  • 共働き・働く女性の増加

  • テレワークが定着し習慣化 etc…

こういう情勢でもこれから、生き残りをかけて「フードデリバリーのテコ入れをしなければいけない!」と思っている飲食業の方は少なくないはず。
今後もテイクアウトやフードデリバリーは飲食店のニューノーマル(新習慣化)になることが予測されています。

しかし、どうやってこれから集客や告知をしていけばいいのやら…。
とのお悩みはありませんか?

こちらの記事では、
フードデリバリーで売上をあげるために自分でできる!集客方法!
でも、いったい何から集客すれば良いのか?
をお伝えさせていただきます。
今回は「オンライン編」と「オフライン編」で分けて紹介します。

自分でできる!集客方法(オンライン編)

Google検索への最適化(MEO)


すでに認知度のあるお店、実店舗のあるお店は、デリバリーを始めたことが認知されれば、デリバリー参入においては非常に効果的。またテイクアウトも同様に、テイクアウト可能であることが認知されれば、早期の効果が見込めます。まずは、Googleの検索への最適化(MEO)に取り組みましょう。

☑️ しっかりと店舗情報を登録すること
☑️ キャンペーンなどの情報を定期的に更新すること
☑️ 口コミへは真摯に対応すること

などが有効であると言われています。

SNSを活用した情報発信


SNSをやれば良いんでしょ!!でも、全てのSNSを駆使するのは時間的にも難しい…。そんな方が多いのではないでしょうか?SNSはそれぞれ特徴があるのですが、私からすれば、とにかくすべてに手を出してみることが大切。店舗側で管理がしやすく、自店舗のスタイルにあったものを上手にとりいれることなんです。飲食店では店舗やスタッフの雰囲気、料理のイメージがとっても大切なので、私としてはTikTokやinstagram、LINEからお勧めします。

✅ TikTok(ティックトック)
飲食店紹介の動画が人気であることを受けてから「食べログ」は、2021年4月にTikTokとの連携を開始。投稿したTikTokの動画上に食べログサイトへのリンクを貼ることが可能となり、【 動画視聴 → 店舗情報を確認 → 予約・来店】の流れがスムーズに。私自身も最近では飲食店をTikTokで探すようになり、集客ツールとしてTikTokを始める飲食店が増加しています。また、エンターテイメント性のある「#飲食店あるある動画」や飲食店の裏側を紹介する動画、スタッフに焦点を当てた動画などさまざまです。今後、ここでフードデリバリーを探すなんてこともあり得る訳ですから、早めに取り掛かって見るのも良いですね。投稿の際は必ず、店舗情報ページへのリンクを忘れないようにしましょう。

✅ instagram
インスタグラムは、写真のクオリティが重要です。店舗やスタッフの雰囲気、料理のイメージをお客様目線で撮影することがポイント。フードデリバリーにおいて、ニーズの高い世代である10代後半から20代を中心としたお客様に強いアプローチが可能です。フードデリバリーなんだから料理だけの写真で良いでしょ?なんてことではダメです。どんなこだわりを持ったお店なのか、世界観でフードデリバリーも売れていくからです。また、店舗がUber Eatsなどにビジネスアカウントで加盟していれば、プロフィール内に「料理を注文」の機能を設定することもできるので、直接集客につながります。

LINE
LINEは、アクティブユーザーが多く国内9000万人。常に生活者の連絡手段はLINEがメインという方も多いことが想定できますよね。店舗でもLINE公式アカウントを無料で持つことができるので「友だち登録」をしてくれたお客様に対して情報発信をすることが可能です。1対1のチャット機能もついているので、細やかな1to1コミュニケーションをとれることがリピーターにもつながります。フードデリバリーを注文して「友だち登録」をしてくれているお客様に喜ばれるデリバリー限定プレゼントを企画するのもいいですね!

デリバリー代行サービス(Uber Eats、出前館など)


いろいろなデリバリー代行サービスのプラットフォームがありますが、サービス内では、店舗の評判が分かるポイント制を設けている場合が多いので、加盟申し込み時にポイントのルールを確認してみましょう。
例えばUber Eatsの場合、ユーザーからある一定の基準を超える評価をもらうと「Uber厳選店舗」に選ばれます。この効果は、ユーザーが見るページ内の上部に必ずUber厳選店舗として表示されます。つまり、ユーザーの目に留まる可能性が非常に高くなり、注文される確率がアップします。こういった広告やキャンペーンは、各種プラットフォームが常に行っているので、無料のものはぜひ活用しましょう。このような集客施策やキャンペーンは月単位、週単位で変わっていくので、こまめに確認しておきましょう。

自分でできる!集客方法(オフライン編)

デジタルの時代といってもまだまだ、オフラインの集客方法も効果を見込めます。自分でできる!オフラインの集客方法をご紹介します。

実店舗で告知する


すでに一定の認知度のあるお店では非常に効果的。そもそも既存のお客様に味を知ってもらっていること、料理のメニュー構成など知っていることは非常に大きな強みです。持ち帰ってもお客様の邪魔にならない程度の大きさの三つ折りリーフレットやミニチラシがおすすめ。

チラシ・ポスティング


自店舗でのデリバリーを始める場合は、来店されたお客様に告知ができるので、チラシ・ポスティングは状況次第で検討することで良いと思います。
しかし、今流行りのゴーストレストラン(無店舗型デリバリーサービス)に参入した場合は、チラシ・ポスティングは効果的です。ゴーストレストランの場合は、自分の店舗だけでチラシ・ポステイングをするのではなく、同じゴーストレストラン内に入っている店舗同士で声を掛け合って、一枚のチラシを作成し、テイクアウトも可能にすれば、商品数の多さや、メニューの豊富さを伝えることができる非常に魅力のあるチラシを作ることができます。デリバリープラットフォームを通さずに、テイクアウトのお客様も増える可能性も広がります。ここで、気をつけなければならないことは、エリアをしっかりと決めること。デリバリープラットフォームの配達範囲外のエリアにポスティングしても効果は全く、見込めません。

参照: 無地容器+多数転用できるシール例( 出典:FOOD PACKEY )

フードデリバリー容器ツールの販促化


一度購入いただいたお客様に食べていただく機会を逃してはもったいない。テイクアウト時やデリバリー時には、必ず容器パッケージが必要になります。その機会に店舗ブランド名、お得な情報、その他のメニューやクーポンなどリピーターにつながる一番の機会となり、リピーター獲得ができる!効果的な広告宣伝となります。無地のパッケージ容器だけではもったいない状況を変えることも検討してみてはどうでしょうか?


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