【読書セラピー】既読スルー、被害者ポジション、罪悪感で支配 「ずるい攻撃」をする人たち|
「ずるい攻撃」をする人は、
普段は感情を抑圧して
いい人を演じる傾向があるそうです。
こんにちは
読書セラピストのタルイです。
突然ですがあなたは
直接的に嫌なことを
言われたわけではないけれど
あの人と関わると
・なぜか疲れる
・モヤモヤする
・嫌な気持ちが消えない…。
なんて人が、
あなたの職場や家庭や
友達にいませんか?
あるいはもっとわかりやすく
「既読スルーをされた」
「大事な情報の連絡をしてもらえなかった」
「ミスや失敗をしたとき、大きいため息をつかれた」
「皮肉や嫌味なのに『冗談です』と笑って誤魔化される」
といったパワハラやいじめとも
断定できないことをされた経験は
多いのではないでしょうか。
もしそうだとしたら、
あなたはわかりづらく
表面化しにくい攻撃
いわゆる「ずるい攻撃」を
受けているのかもしれません。
本書にある「ずるい攻撃」の定義は
「目に見えにくく
わかりづらい遠回しな攻撃」
専門用語では
「受動攻撃」Passive-Aggressive Behavior
といいます。
広義ではモラハラも含まれます。
・相手を困らせるためにワザとミスをする
・ネチネチとした嫌味を言う、意地悪をする
・控えめな言葉や態度でマウントを取ろうとする
・人の行動を邪魔するような皮肉や嫌味な言葉や態度を取る
・「あなたのせい」と被害者を装い罪悪感を与える
・無視する、目線を合わせない、言葉を使わず態度で怒りを表現する
・SNSを使った匿名での嫌がらせ
・物を返さない、納品をワザと先延ばしにして連絡すらもしない
これらが「ずるい攻撃」の一例です。
これらはなぜ「ずるい攻撃」なのか?
怒りを直接表現しない嫌がらせや、
巧妙な意地悪や受動的な攻撃などは、
わかりにくくて目には見えません。
そのため攻撃を受けた側が指摘したり、
非難したりすることは難しいものです。
仮に抗議をしたとしても
「え?何かした?」
「気にしすぎじゃない」
と言い逃れされるのです。
しかし反論しないと
攻撃頻度がますます増えたり
攻撃内容も増長する可能性があります。
いじめやパワハラと同じで
ターゲットになると
繰り返される傾向にあるのです。
著者は心理セラピストの
大鶴和江さんです。
著者は多くの人が
「ずるい攻撃」に悩んでいる
と書いてます。
「ずるい攻撃」は
まだ認知が拡がっていないため
相談する人もいなければ
相談すべきことなのかも
わからないと言う人が
大半なのです。
まずは本書を読むことで
「これはずるい攻撃である」
と認識すること
つぎに、
「ずるい攻撃」をする人の
心理や攻撃傾向を知ること
そして最後に
対処の仕方を理解することです。
ここから要点をまとめてみましたので
読んでください。
◆「ずるい攻撃」を可視化する
まず最初にお伝えしたいのは
攻撃には「悪意のある攻撃」と
「悪意のない攻撃」があることです。
本書には悪意のある攻撃とない攻撃の
見分け方について説明がありました。
〈悪意のある攻撃の特徴〉
・同じようなことが繰り返される
「これは嫌味?」と思わされることが
何度もある
・急に接近し親密になろうとする
個人的なことを急に聞いてきて
秘密を探る
・関わるといつも後味が悪い
間接的にバカにされたり
マウントを取られたりする
・嘘が多く、発言が矛盾する
発言が日々変わるため、混乱する
〈悪意のない攻撃の特徴〉
・単発で終わる
・抗議すると即座に謝罪する
・変な言い訳をしない
・人によって態度を変えない
・誠実に対応する
・嘘がなく、間違った場合はすぐに訂正する
ポイントとしては
言葉と行動に矛盾がない点が
悪意がない人の判断基準となります。
また、
その人の周りにいる人も
見てみると良いとありました。
誠実な人の周りには
誠実な人が集まるものです。
◆「ずるい攻撃をする人たち」の傾向
本書によるとずるい攻撃をする人は、
・被害者ポジションでマウントを取りたがる人
・不安が恐怖でいっぱいの人
・毒親から禁止令を出された人
・共依存関係にある人
そして
受動攻撃をする人の傾向としては
著者の見立てですと
次のようなものがあります。
⚫️毒親育ち
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