和歌山の【手紡ぎ・手織体験会】/ 紀の国手織庵 栄谷
こんにちは!
和歌山食と暮らしプロジェクトのわかめ(♀)です。
このプロジェクトでは、和歌山に住むみなさんと一緒に
「食」を中心としたさまざまな出来事をもとに
「暮らし」を考えるヒントを共有していく…
そんな取り組みをしています!
今回は紀の国手織庵 栄谷 で開催された手紡ぎ・手織体験会に参加した時の様子を、ご紹介させていただきます✨
会場は、和歌山市栄谷にある古民家でした。
紀の国こっとんの看板が目印です♪
立派な門構えの、雰囲気あるお家でした!✨
今回は私の娘と、プロジェクトメンバーのおりくさんと一緒におじゃまさせていただきました。
早速中に入ると、
担当の梅本さんより、和綿についてのおはなしと手織庵の活動について教えていただくことができました。
かつて、大和川の改修で空き地ができたところに、河内木綿を栽培したことをうけて、
和歌山でも和綿の栽培を始めることになりました。
放棄地を使って綿をつくっており、
その綿を使って、若い世代から高齢者まで交流ができるようにとの願いを込め、手織庵ができました。
“織物を通じて交流ができる場をつくりたい”
そんな想いがつまっている紀の国手織庵 栄谷さん。
担当の梅本さんのお人柄もあり、和綿や使用する道具についての学びだけでなく、
和室でのんびりとくつろげる空間となっていました😊
綿花の栽培は、5月頃に種まきをし、8月頃に花を咲かせたのちに、9月頃に収穫をするのだそうです。
今回は収穫した綿の種取り(綿繰り)から体験させていただきました!
綿繰りには、このような道具を使いました。
側面にハンドルがついていて、回すと真ん中の棒が回転するので、綿と種を分けることができます。
種は思っていたよりも大きめで、摘み取った綿の重みのほとんどが、種だということがわかりました。
ハンドルを回しながら、ひたすら綿を投入していきます。
娘もハマってどんどん綿繰りをしていきます。
(体験会では一人分の綿を袋に入れて準備してくださっていました)
種をとったあとの綿は、このように繊維がかたまっています。
このままでは紡ぎにくいので、次の工程に進みます。
種をとったあとの工程として、綿打ちを体験させていただきました。
弓のようなものを使って綿をほぐしていきます。
これがなかなかに難しくて…弦をはじいて綿に当てることで、空気をいれていくようにふわふわにさせるのですが、うまくほぐすには少し時間がかかります。
綿打ちをした綿は棒状にまとめられ、ここから紡いでいきます。
糸車もありますが、今回は手紡ぎ体験をさせていただきました。
棒の先にある金具に綿を引っかけて、優しく引っ張りながらよります。
ひいては回し、ひいては回し…
綿を細く長くすることがこんなに難しいとは!!!
何度か途中で切れてしまいました…
ただ、原理としては繊維を絡ませているだけなので、梅本さんのリカバリーにより、なんとか糸作りも体験することができました。
糸一本つくるのも、本当に大変なことだと実感する機会になりました!
そして、次はいよいよ…
好きな色の横糸を選んで、手織りにチャレンジしました!
縦糸はセットしてくれていたので、あとは横糸の通し方を教えてもらいながら、手織りスタート。
小学校2年生の娘も、最初は聞きながらの作業でしたが、途中から一人で織り機を使うことができていました。
スムーズに手と足が動くようになってくると、段々たのしくなってきました♪
目に見えてできあがりがみえるのがいいですね!✨
手を動かしながら、
「またやりたい!」
「また来よう!」
と、やいやい言いながら楽しい時間を過ごすことができました。
最後に織り機から布になった部分を切り離したら…
生まれて初めての手織りのコースター(マット)が出来上がりました!
縦糸の部分をほつれないように結び、好きな長さにカットすれば完成です。
今回、実際に手紡ぎ・手織り体験をしてみて感じたのは、
植物を育てることから布になるまでには、様々な工程があってとても大変だということでした。
普段、何気なく着ている服や使っている布製品も、昔の人の知恵があってこそ発展してきたということがわかり、
改めて親子で「物を大事にしようね」と話をするきっかけになりました。
ほんとうに貴重な経験でした!
興味のある方は、ぜひ開催日をチェックの上、ぜひ訪れてみてください♪✨
今回は約2時間の体験でしたが、ほかにも組紐体験や綿花畑の見学等もできるそうです。
~今後の日程について~
手織り広場 10:00~16:00
【11月】
4日(金)、7日(月)、12日(土)、18日(金)、21日(月)、26日(土)
組紐 10日(木)、24日(木)
【12月】
2日(金)、5日(月)、10日(土)、16日(金)、19日(月)、24日(土)
組紐 8日(木)、22日(木)
※見学・体験には事前連絡をお願いいたします
すてきな場所なので、私もまたおじゃましようと思っています。
和歌山 食と暮らしプロジェクト
主催:一般財団法人和歌山環境保全公社
運営:NPO法人わかやま環境ネットワーク
NPO法人ホッピング
担当:岡部
和歌山食と暮らしプロジェクトの
LINE公式アカウントにて、
イベントの情報なども随時お届けしていきます。
お友だち登録 よろしくお願いします♪
サポートしていただけたら嬉しいです♪いただいたサポートは、プロジェクトの活動費として社会に還元していきます!